2015年 09月 01日
光栄な勘違い
天気が悪い日が続いて寒かったり、今週からいきなり夏日が訪れたり、もう昔みたいな夏はないんだろうな。と寂しく思う今日この頃です。
忘れないうちにクルーズ回想録を。
今回のエーゲ海クルーズの一本目は約180名の日本人のお客様をお迎えしました。
これだけいると、いろいろ事件は起こるものなのですが。
一度メディカルエマージェンシーで、お客様のお部屋で往診のリクエストがあがったため通訳のため呼ばれてすっとんでいきました。
実はメディカル通訳は出来る事は出来るんですけど、医学も専門知識も何もない人間がやるのは非常に危険だからやめたほうがいいというのが私のスタンスです。
しかし海の上に選択はなし。とにかく医者と患者の言葉が通じればそれでいいの世界。
でもやらされるほうは責任ありますから、内臓器官の名称が分からないとか、医者の言ってる事が分からない事は何度も何度も聞き直したり、体の臓器があるらしいところを指して、ここ?と確認しながら毎回やっています。
イタリアの船ですから、医者はイタリア人。私的にはイタリア語でやりとりしたほうが早いし確実なので、お客様の船室で医者とイタリア語でわーわーいいながら医療通訳をやっていました。
最後に医者が薬を処方して、往診が終わった後。
お客様「イタリアには何年住んでらっしゃるんですか?」
私「15年目になります」
お客様「え、じゃ15歳の時に移住されたんですか?」(真顔)
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日本人が欧米人に若く見られるのはいつものことなんですけど、パエザーノ(同国人)に若く見られたのは(しかも激しく 爆)初めてで、つい嬉しくて顔がデロデロになりました。笑
嬉しくてほぼ全クルーメンバーに吹聴しまくったのは言うまでもありません。(恥)
船で働くのも悪くないかも。(多分)
by smilenory
| 2015-09-01 05:09
| クルーズライフ