2015年のカサノバ 情熱スペイン人

せっかくお家に帰って来たのに、暑くてほとんど眠れませんでした。涙
船はクルーの船室でもクーラーありますからね。クーラーのない生活がこんなに地獄だとは、正直夢にも思いませんでした。
ということでブログを更新することにします。笑

さて同じ日に乗船したスペイン人の同僚(♂)。
彼とは4年前にワンクルーズだけ一緒に働いた事があって、顔と名前は知っていました。
ですが、4年前、私が必死に船内新聞の日本語訳をやってるときに、彼と他の同僚(ペルー人)がエライでかい声でスペイン語で話し続けてるんで
「うるせー!!!!集中できないでしょ!!!!!!」
と双方に怒鳴り、それはそれは気まずいままの状態で彼は下船していきました。
それから1回も一緒にならなかったので、乗船日に彼の顔を見た時
「げ。またこいつと一緒」
とそれはそれはがっかりしたものでした。

ただ今回は、同じポジションで乗船したのが私らだけだったので、乗船後1週間続くセイフティトレーニングが常に一緒だったので4年前のわだかまりが私の中にまだあるものの、10日間バカンスだったこともあって徐々に話すようになり、暇なんで寄港地で一緒に出かけたりするようになりました。

そもそも今まで遭遇したスペイン人にいい男はおらず、スペイン人は不細工ばっかだな。という偏見が私の中にあって、この同僚も私の期待を裏切らず全く持って不細工グループに属する人なので(失礼)、気を使う事もなく普通に接してました。

ただ不細工にはいい男が持ってないものを神様が与えるもんなんだなあ。と感心したのが、その女性の扱いの美味さ。
全ての女性に易しく、自然にハグとキスが出来る男なんです。笑
この扱いの上手さは、絶対女姉妹がいるはず。と読んだんですが、その通りで妹が二人いるとのこと。
小さい頃から女性といることに慣れてるから、その振る舞いと扱いは自然で、それ故に彼にはゴマンと女性クルーの友達がいました。
今回の契約はルッソ(懐かしい)も一緒で、彼はその美貌ゆえに女性にモテるんですが、
「なんだ、あのスペイン人。キス魔か?気持ち悪い。自分は好きな女の人だけにしかハグもキスもしない」
と不快感あらわにしてました。笑

そしてある日。
何故かスペイン人の関心が私にも向けられている事に気がつきました。
必要以上に肩を抱かれたり、頭やほっぺにキスの嵐。他の女性にもやっていることなのに、その目つきが真剣です。
ある日クルーバーで飲んでた時に
「のりこは結婚してるって聞いたけど、本当?」
と聞かれて
「うん、イタリア人と結婚してるよ」
だから私にはちょっかい出さないでね。の意味を行間に込めて正直に答えました。笑
「船で働いている人なの?」
「まさか。一般人(お前は芸人か!な発言)」
そこで会話は終わって、彼は別の女のところに行ったので、あーこれでベタベタされなくなるな。と安心したのですが、一度燃え上がった炎を消すのはスペイン人に無理なのか?
翌日以降も、複雑な顔しながらでも抱きついて来たりハグしたりキスするのは一向にやまないのでした。
で、またこいつが同僚らに私を
「船上の僕の奥さん」
呼ばわりするんで、同僚にもすっかり誤解され、行く先行く先、同僚たちが彼にほら奥さんが来たよ。と冷やかされたり、彼が他の女といちゃいちゃしてるときに私が登場すると
「あ、やばい。見られた」
とはっきり言ってすぐ離れたり、船のオプショナルツアー同行の際、言語は違っても同じオプショナルツアーに行くと、自由行動の時間は手をつないで来たり肩組んで来たり、一度夕飯付きのツアーが同じになって、私が後からイタリア人のお客様と一緒にレストランに入ると、イタリア人のお客さんから
「きみのこと呼んでる人がいるよ」
と言われて、え?誰?と思って見ると、満面の笑みに両手を広げたスペイン人が立っていた、、、、
その後、スペイン人のお客様のテーブル廻りを彼が私の手をつないで離さないので無理矢理させられ
「彼女がバスで話してた、僕ののりこです」
とスペイン語だけど何言ってるか分かるぜ!頭大丈夫か、こいつ?と唖然とする中、彼のツアーガイドが
「のりこ〜〜〜〜おおおおおおお、あなたが噂ののりこねええええええええええ」
って叫びながら寄って来て抱きつかれ、あなたとは初対面ですが、何か?な展開に開いた口が塞がらない状態。
ガイド曰く、バスの中でこのスペン人、ガイドとお客さんに私の事ばかり話してたそうです。それでみんなが私の名前を知っていると。唖然

これだけでは終わりませんよ、奥様。
今回、クルーズディレクターが体調を崩して急遽下船することになったので、私の大の仲好し、スーパー男前のクルーズディレクターが1クルーズだけ来る事になって、そのメッセージを貰って大喜びしてたわけですよ。
地獄の日本チャーター1本目はこのクルーズディレクター抜きでは語れない。超イケメンだし2年前は心底彼に惚れてたね!と嬉しすぎて語らずにはいられない私の発言の横に、スペイン人仏頂面。
乗船日には全乗客対象の避難訓練が行われるんですが、我々のポジションはアナウンスを行うにしても行わないにしても全員が操舵室に行ってサインをしなければならないんです。乗船日は忙しいので、みんなよりちょっと遅れてサインだけしに操舵室に到着した時、イケメンクルーズディレクターとスペイン人は既に操舵室に居ました。
仕事のことでイケメンクルーズディレクターと話をしてるのに、会話中スペイン人は私の手を離さない。
話しが終わると彼は私を自分のもとへと引き寄せ抱きしめる。みんなが見ているのに!
もう参った、です。スペイン人ってこんなに自分の気持ちに正直にならないといけないんですかねえ、どんな状況においても?
まだまだ沢山エピソードはあるんですが、全部書いてたら1週間くらいかかりそうなので主なものだけで。笑

こんなんですから、私の下船日が近づくにつれ、日に日に彼の顔が暗くなっていき
「僕をおいて下船しないで」
と毎日懇願され、困りました。笑
気持ちには答えられないけど、最後くらいは一緒にいてあげようかね。と夕飯一緒、船上のワインバーで日々ワイン2本を二人で空け、オプショナルツアーも出来るだけ一緒のツアーに行くようにして、ミコノスでは私のお気に入りのレストランでロマンチックディナーして、最後のワンクルーズ、楽しんできました。笑
昨日の下船のとき、日本人の同僚の子と彼が私の荷物を持ってアモーレが待つ車まで送ってくれたのですが、アモーレがスーツケースを車に積んでる時に、彼、泣いてるんですよ。
アモーレがビックリして
「何で彼泣いてるの?」
私に聞いて来て、いや一緒にチームを引っ張って来たから、私が抜けて寂しいんだよ。と言っておきました。
本当の事は言わない方がいいでしょう 笑

幾つになっても、好意を寄せられるというのは女としては嬉しいものです。
いい思い出になりました。彼は絶対次も同じ船に乗船できるよう担当者君に交渉する(いやもうした、笑)と昨日別れ際にも言ってましたが、まーラテン男子は熱いけど冷めるのも早いので、次に会う事があるとしたら私の名前と顔を覚えてくれてたらいいな。程度に思う事にします。笑

P.S.
ちなみにこのスペイン人、私より15歳下です。
女冥利に尽きると感謝し、思い出箱にしまうことにします。笑
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by smilenory | 2015-08-10 16:13 | クルーズライフ

気がつけばイタリア在住16年!イタリアのクルーズ船で働きながら、思ったことを綴っています
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