地獄のオプショナルツアー@エジプトには一生行かないぞう

さてオプショナルツアー地獄編。笑
タイトルの通り、国はエジプトです。

1回目のスエズ運河通過の時は、乗船してから寄港予定地だった3つのエジプトの寄港地のうちサファガとアレクサンドリアの2港が、治安の関係上抜港になり、ギリシャのクレタ島に代替で寄ることになったことを知る。
これって詐欺じゃんねー ??
この時はポートサイド港からカイロに行って、ギザのピラピッド、スフィンクスを堪能してきました。

2回目のスエズ運河通過時は、エジプトの寄港そのものが全てキャンセル、再びどうでもいいギリシャのクレタ島経由でエジプトをかすることは一回もなく。

3回目の今回は、実は始まる直前まで寄港地アイテナリーの変更についてなんのお知らせもなく。
でもアレクサンドリア、ポートサイド、サファガのエジプト3港、過去にバサ切りしてるのに今年は行けるの?
不安で不安で(だって乗船してからエジプト行かないんですう、じゃお客様が激怒プンプン丸になっちゃう)、エジプトどうなってんのー?行くのー?行かないのー?
と同僚と一緒に上の人に問いつめる日々を送っておりました。
それでも本社からの指示がなく、出発の3日前にやっとエジプトは1港を除いては行かない、という決定が下されたのでした。

売り出してるアイテナリーを見て買ってるお客様に対して、乗船してから
「お客様と乗組員の安全を重々考慮し、エジプトへの寄港はやむなく取りやめることにしました」
って紙切れ一枚で知らせるのって詐欺以外のなんでもないと私は思うんですが、これが価値観の違いなんですかねえ?
実際、スペイン語やドイツ語圏のお客様は乗船後相当文句言ってました。日本人のお客様は幸いお二人様だけで、今回のクルーズはスエズ運河を通過するのが目的なので、エジプトに行けなくても問題ないですよ。と仰って下さり、ホッとしたのでした。
すみません

でも、エジプトの港、一つだけ寄港したんです。
その港名はサファガ。
エジプトというと、王家の紋章(ラストどうなったんでしょうね?)で育った私にとっては絶対訪れたい、外せない国。
カイロ(→)、砂漠(→)、現住民族と見てきましたが、王家の谷が足りない!!!!!
ってことで、王家の谷と言えばルクソール。
ありがたいことに、船のオプショナルツアーにルクソール行きがある!
サファガの港から何と片道4時間もバスに揺られなくちゃ行けないけど、せっかくなのでイタリア人客と一緒に行くことにしました。

地獄でした。
何が地獄かというと、ルクソールではないんです。
ルクソールまで辿り着くその行程が地獄以外の何者でもありませんでした。

まず、
①ルクソール行きのバスは各言語合わせて40台近く出てましたが(ガイドを全バス分手配できるところがさすが観光国エジプト)、先頭をパトカーが誘導して、40台連なって走る。
②バスの一番前の席は、日本の団体旅行と同じくお客さんが座っては行けない。
私はここに座るつもりでいたのが、ガイドがここはダメ。他の空いてる席に座って。(実際バスぎっちりだったので、イタリア人のよー喋るおばあちゃんの横に着席)と言われ、じゃあ一体誰が一番前の特等席に座ったかと言うと、、、、

ピストル持った警官

昨年かその前か、エジプトで観光バスが襲われ全員首を切られて死亡。という事件が発生して以来、観光バスへの警備をものすごく厳しくしているそうなんです。
って、普通そう言うことは行く前に情報として貰えれば、途中途中で止まるチェックポイントにイライラしたり、トイレ休憩を取らないのも治安の面からと納得できるものを、オプショナルツアーが終わった後に聞かされたんじゃ全然意味ないし。
そんなこと言うと売れないから黙ってよっと。という姿勢がミエミエですな
そのせいで、800mおきくらいにチェックポイントが設けてあって、そこには武装した兵士がライフルもって警備しており、そこにいちいち停車しなくちゃいけないため、ツアーマガジンには片道バス約4時間と明記はしてあるものの、実際は片道5時間かかりました。
しかも、その5時間はただバスの中。
トイレ休憩でもとってくれれば、少し気分転換も出来てよかったのでしょうけど、休憩所もトイレも道路上見当たらず、ただひたすら、バスに揺られているだけです。

この日は出発が早く、クルー食堂が開く前に出発だったので
「クルーが朝早いオプショナルツアーに行く時くらいは気を効かして開ければいいのにさ」
と思ったものでしたが、朝食取ってたら確実に大変なことになっていたので、朝食とらないでよかった、クルー食堂、気を効かせてくれなくてありがとう。と嫌味ではなく心から思いました。笑

この5時間の長丁場、じゃあトイレはどうしたの?
とお思いでしょう。
バスに備え付けられているトイレを利用するのです。
バスは一度動き出したら、目的地に到着するまではチェックポイントを除き、止まることはなかったのでした。涙
しかもバスのトイレは、トイレというより、肥だめ。
通路挟んで私の横に座ってたご婦人、あまりの想像を絶する臭いに、トイレから席に戻ってこられてからすぐ戻されてました。
可哀想に、、、、

長い。本当に長い。じっと座ってても辛くなってくるので、飛行機とかだったらちょっと立ったり動いたりできますけど、バスじゃ道はでこぼこだし、既にあきちゃってじっとしてられないイタちゃんが無理矢理ウロウロしてるので、私がうろつく場所がない。涙

そして5時間後、やっとハトシェプスト女王葬祭殿が見えてきました。
1997年のルクソール事件の舞台ですね、、、

そして王家の谷。
肥だめに耐えられずに多くのイタちゃんがトイレを我慢し、到着後「普通のトイレ」に行こうと試みるも、ガイドが
「せっかく1番に着いたのに。今小型バスに乗り換えれば、すいすいの状態でお墓の見学ができるのに、トイレにいったら、これから来る39台のバスに先超されて、芋洗いの中見学することになる」
とはっきり言いきりましたね。
これは恐喝か?
イタちゃんはこのガイドの恐喝に激怒、一体トイレ休憩も取らず、目の前にトイレがあるっていうのに行かせないなんてどういうことだ?と切れる切れる。
そりゃそうだ
しかしガイドは表情一つ変えず、ついてきたい人だけついて来て下さいな。とばかりとっとと歩き出す。
制服着てる私に今度はイタちゃんが、トイレに行くから待ってて、その後グループに合流させてくれ。と懇願。
そうしたいのは山々ですが、あの、私、ルクソールも王家の谷も初めてで何が何だか分からない状態です、、、、
これ、日本人にやっちゃ絶対行けない行為だわ。
第一5時間トイレ休憩なしノンストップなんて、膀胱の容量が世界最小と思われる日本人には無理、無理。
それにこのガイドの態度、、、、
説明とか、言語に関しては文句無しで素晴らしいのですけどね。

そして王家の谷の見学が始まりました。
ツタンカーメンのお墓とか、その他王様のお墓がわんさかあるんですけれども、飲まず食わずトイレも行かずの長旅の後にすぐ受けた太陽の直射日光のせいか、最初は装飾やらなんやら
、へ〜と見てたんですが、正直、墓の見学を変えることに直射日光、長い行列に本当に辟易してしまって、全てが全部同じに見えて来て、観光なんかどうでもいいモードに入ってしまいました。
日陰でグループを待ってましたよ、最後は。苦笑

疲れきってたので写真が少なすぎます。お許しを、、、、涙

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せっかくの世界の宝をこの目で見れるチャンスなのに、船からのオプションでは行程が強硬すぎて、体がついていかないですね。
これからルクソールに行こうと思っていらっしゃる方。
間違ってもクルーズ船のオプショナルツアーでは行かれませんよう。
飛行機で来て、ルクソールで一泊して万全の体調で望まないと、勿体ないです。
私個人的には、治安といい衛生面といい、エジプトは終わり。もう一生足を踏み入れることはない国です。(きっぱり)
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by smilenory | 2015-03-07 23:45 | クルーズライフ

気がつけばイタリア在住16年!イタリアのクルーズ船で働きながら、思ったことを綴っています
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