クルーズ回想録 居心地のいいアジア路線

船はジェノバから離れれば離れる程、居心地がいい。(格言)

これは既にブログで報告した通りなんですが、船もヨーロッパを航行する114,500トンクラスの大型船に比べると、日本チャーターで使った船は75,000トンで船も小さいし、当然クルーの数も大型船では1000人超えてるのに、中型船は770名。
数ヶ月もいれば自然と顔見知りにもなるし、何よりクルーが非常にリラックスしながら仕事しています。
ゆるいってやつですね。
仕事をおろそかにするとかじゃなく、みんなが本当にフレンドリーで、且つ自分の仕事を真面目にやっています。

船長もフレンドリー。
ま、船長は、この会社、他に船長はおらんのか!というくらい、過去の地中海からさかのぼって一緒に仕事する回数が多かったのもあってか、すっかり私のことを覚えて下さっており超フレンドリーでした。笑

副船長もフレンドリー。
台風だから今日は出港できないよ。また出かけてきたら?と船に戻ってきたばかりの私と同僚ちゃんにやさしく語りかけて下さる。笑

オフィサーズもフレンドリー。
ヨーロッパ路線のオフィサーは
「あんた何様」
なくらいつっけんどんで、こちらが挨拶しても挨拶しないのが普通ですからね。
それが、避難訓練、重要事項のアナウンスをするために操舵室に入ると
「チャオ!」
と向こうから挨拶して下さる。しかもチャオですと!?
ありえん
操舵室にた船長は、私を見て
「ノリコ、楽にしてね。」
とご自宅にでも迎え入れてくれたかのような言葉をかけて下さり。笑

ウェイターも、フロントスタッフも、ツアーもみんなみんなフレンドリーで、アジアに来るとヨーロッパに戻った時にそのギャップを感じすぎて

「あー私、もうアジア路線だけでいいわ。」

と思ってしまうのです。

今回下船して、ジェノバの担当者くんに
「私、来年の1月中旬に滞在許可書切れるんだけど、更新の前にちょっとの間だけだけど乗船するのかな?」
と聞いてみたら、
「11月末からドバイ路線にアサインしたけど。滞在許可書って更新しなくちゃいけないの?」
当然だよ、担当者君。笑

えー。アジアに戻れないの?
と担当者君の答えに非常にがっかりしたのでした。
ドバイは、私にとっては日本人ホステスとして乗船できる最後の路線。
ドバイに行けば、全ての航路を制覇したことになります。
新しいことを発見するのは楽しいことなので、喜んで行きますが、やはり本音はアジアに未練タラタラ。
ドバイが終わったら、その後のアサインはアジアのみで。って真剣にお願いしようと思っています。

やっぱ重要なのは人間なんですよ〜。
一人で仕事できるわけじゃないので、本当に沢山のクルーと協力しながら仕事していかなくちゃいけないので、俺様神様みたいな人がいる船では、どーしても自分が気持ち良く楽しく仕事できませんからね。
今回のチャーター船、既に3回乗船しましたけど、3回ともいいクルー達に巡り会えて、いっつもこの船から下船する時モーレツに寂しくなっちゃうんですよね〜。

やっぱりアジアで行こう。
来年もチャーターもありますしね

と固く決心するのでした。笑
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by smilenory | 2013-10-19 22:48 | クルーズライフ

気がつけばイタリア在住16年!イタリアのクルーズ船で働きながら、思ったことを綴っています
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