むちゃくちゃオプショナルツアー

初めて訪れる寄港地は、オプショナルツアーに乗っけてもらってます。
というのも、ツアーに出ればだいたいどんな街なのか把握できるからです。

今回はシンガポールと香港以外初めての土地だったので、オプショナルツアーというオプショナルツアー、全部参加してきました。
上海からシンガポールの17日間クルーズは日本人グループに日本語ガイドがいたのでそっちで、シンガポール以降は基本イタリア語のツアー、日本人のお客様がいるときは英語のツアーで、一通り寄港地の様子を知ることが出来ました。
1回知ってしまうと、2回、3回と行く必要はないので船に残るか、ふらっとでかけるかがほとんどなんですが、今回のツアーマネージャーは
「ホステスが乗船してれば、ツアーに同行して通訳をさせる」
を信念とする超バカヤローな奴であったため、ほぼ毎回オプショナルツアーにアサインされてですね。
あんまりにもそれが続いたものだから我々のボス•クルーズディレクターが
「ホステスはツアーエスコートではない」
このバカヤローに抗議してちょっとは落ち着いたんですけれども。

でも、?なツアーアサインはありました。
その1
マンダリン(大陸の中国語ですね)オンリーのツアーに同行させられた。
ガイドは中国語一本なので、何を言ってるのか全然分からない。
しかも集合時間も場所も言わない。
こんなんでいいのか?
と不思議に思ってると、中国人って適当に戻ってくるんですね。
これ日本人にやっちゃおしまいです。
最後までよく分からないまま、本当は音楽を聞こうと用意してきたものの、ガイドの隣しか席が空いてなかったので、ガイドの横で音楽聞いたら失礼だろ。と思い自制。
何のために同行させられたのか???なツアーでした。

その2

下船までの最後の4日間は中国人チャーター船のはずだったのですが、さすがイタリアの会社だぜ。という出来事が。
この1800人強の中国人チャーターに4人のイタリア人、17人のスイス人、29人のフランス人乗客が混ざっていたんですね。ヨーロッパ人乗客は最後の4日間まで中国人チャーターとは知らず既に購入してて、しかもいきなりの中国チャーター変更、そのために航路までもが間際になって変更になったことが乗船後発覚するという、これまた日本人にそれやっちゃおしまいよ。なクルーズだったのでした。
そういえば、フランス人乗客から
「香港の後はどこに行くの?」
と聞かれて、え?と思ったんですが、航路が変更になったから、自分がどこに行くのか知らなかった訳です。
日本人的にはありえない話ですね。

で、その最後の4日間は日本人乗客0だったので、ゆっくり荷造りするぜい。と張り切っておりましたらば、またもこのバカヤローからオプショナルツアー同行命令が下りました。
またマンダリンの中に放り込まれるのかいな。と思ったら、2人のイタリア人乗客のケアをする。というのが今回の指令でした。
乗客総勢12名のバス、内訳2名のイタリア人(私担当)、4人のドイツ人、6人のフランス人が混ざっており、しかもドイツ人ホステスとフランス人ホストの同僚も同じバスに乗っており、たった12人の乗客に3名のホスト•ホステスが同乗するという、前代未聞のオプショナルツアー。
これだけではありませぬ。
このオプショナルツアーはバイリンガルバスで、ガイドはフランス語とドイツ語を話すのみ。

?

あのー、私、フランス語もドイツ語も理解しませんが、理解できない言葉のバスに放り込まれてどうやってイタリア人のケアをしろっつーんですかね?

??

全然訳が分からないまま揺られることほぼ1時間、バスがどっかに着いたのでバスから降りると、イタリア人のお客様から
「これからどこ行くの?」

「•••わかんないです、、、、汗汗汗」

ドイツ語よりはフランス語のほうがイタリア語に似てるから、何かしら理解できるのでは?という希望を持ってフランス語チームのほうに付いていったのですが、やっぱり訳がわからん。
同僚のフランス人ホストに聞くも、彼もどこに行くのか分かっていない。苦笑
イタリア人乗客は、英語理解力が0なのでひたすら私にくっついて歩いてました。笑

そして歩くこと5分。着いた先は民家。
ただの民家。
そして民家の前の小庭に小さいテーブルが出してあり、その上に茹でたトウモロコシとサツマイモ、たくさんの欠けたマグカップがおいてある。

ここでトウモロコシとサツマイモを食えってことですか?
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イタリア人乗客に、トウモロコシとサツマイモを食ってください。といい、しばしベトナムのカントリーライフを楽しんでもらうことに。爆
このイタリア人乗客(トリノから来たご夫婦)はとってもいい人で、いやーここには今イタリアが失ってしまったものがまだ存在してるね〜。と前向きでした。笑

その後寺に移動して、仏像を見るもガイドの説明がさっぱり分からんのでしばし私は無言状態が続き。
途中で見かねた、ドイツ人ホステスの同僚が仏教のストーリーを英語で私に説明してくれたので、それをイタリア語に訳し、お客様達は満足げでした。よかったよかった。

このご夫婦とは香港ーミュンヘンのフライトが一緒だったので、ルッソから解放された後はこのご夫婦が最後私がジェノバ行きの飛行機に乗り込むまで見送ってくれました。笑
この突然なる航路変更も、本当は台湾に行くはずが三亜という中国の港に変更になって、ビザがいるのでビザ代がかかるから外出しないで船でゆっくりできたわ。寄港地変更は仕方ない、別に平気。と仰ってたので、イタリア人にこのやり方は許されるんだな〜。
と改めて、国民性の違いをしみじみと感じたのでした。

今回私が下船した船はゴールデンウィークに横浜発着で日本人チャーターが予定されてます。
実はこのチャーターの時だけ、私にクルーズディレクターとして働かないか?とオファーが来たのですが、そんないきなり寄港地変更したり、日本人チャーターのはずがヨーロッパ人乗客が混じることだってありえる船のクルーズディレクターやるなんて白髪が増えるだけなんで、丁重にお断りしました。ただでさえボロ船で問題満載の船なのに、それで日本人で貸し切りにするなんて無謀すぎる。
次は北欧、フィヨルド、バルト三国の予定なので、そちらに行かせていただきます。笑
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by smilenory | 2013-01-19 01:56 | クルーズライフ

気がつけばイタリア在住16年!イタリアのクルーズ船で働きながら、思ったことを綴っています
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