リーダーとしての役割

私の仕事のポジションはインターナショナルホステスといって、母国語プラス各国のお客様のサポートをするのがメインです。
メインランゲージ(イタリア、フランス、ドイツ、スペイン、英語)の他、お客様の集客状況によってはマイノリティランゲージ(日本語、ロシア語、中国語、韓国語、トルコ語、ギリシャ語など)担当が配属されます。
今回のチームはイタリア語を除く(イタリア語ホステスは通常いません、フロントスタッフのほとんどがイタリア人なのでそっちに行けという話)、計8名でした。

ある日我々のオフィスに行くと、こんなものが貼ってありました。
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上の人から私たちへの連絡事項があると、全員にいちいち電話するのは大変なので、この順番でメッセージを回して行け。というお達しです。
げっ!一番にメッセージを受け取るのが私かいな。とビックリしましたが、このお達しが出た時点で総勢8人の中で私が一番長くこの会社に勤めているんで仕方ない。と割り切りました。
でもメッセージのバトンだけじゃなく、毎週次のクルーズのお客様リストが出ると、各言語ごとに何人のお客様がいるかの詳細を出したり、日々のルーティンワークの他にエキストラの仕事が発生すると私に連絡が来て、誰か人を送ってくれだの、乗船時のウェルカム(入口に立ってお客様をお迎えする)を誰がやるか決めたり、今回は契約途中に我々の配属がフロントに変わったのでフロント業務も加わり、何時から何時まで誰がフロント業務をするかのスケジュールも作り、下船或いは誕生日の同僚のプレゼント買いやパーティーの企画、且つ仲間内で言い争いや喧嘩が発生すると双方の話を聞いて平和的解決の方向に持って行ったりと、実に様々なことをやってきました。
特にスペイン人と英語担当の子が割とよく喧嘩してたので、英語担当の子からは今でもよくグチメールが届きます。笑
そんなことをやってたからなんでしょうね、私が下船した後も、のりこがいれば、、、とみんながしょっちゅう言ってます、スペイン人は相変わらず私が恋しいらしく、でも彼の携帯が壊れて連絡が取れない状態だったので船内携帯から私に電話しようと言ってた(不可能)と日本人の同僚の子からメールが来ました。笑
今までやってなかったことをやらされたので、今回は特にみんなを引っ張っていかなくちゃいけない役目だったので余計心に残る契約でした。

みんな、ちゃんとやってるかなあ。と気になるのは、この役目を担うことで生まれた母性本能なんでしょうかねえ。笑

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# by smilenory | 2015-09-01 14:54 | クルーズライフ

光栄な勘違い

山に籠って野良仕事してたら、9月になってました。汗
天気が悪い日が続いて寒かったり、今週からいきなり夏日が訪れたり、もう昔みたいな夏はないんだろうな。と寂しく思う今日この頃です。
忘れないうちにクルーズ回想録を。

今回のエーゲ海クルーズの一本目は約180名の日本人のお客様をお迎えしました。
これだけいると、いろいろ事件は起こるものなのですが。
一度メディカルエマージェンシーで、お客様のお部屋で往診のリクエストがあがったため通訳のため呼ばれてすっとんでいきました。
実はメディカル通訳は出来る事は出来るんですけど、医学も専門知識も何もない人間がやるのは非常に危険だからやめたほうがいいというのが私のスタンスです。
しかし海の上に選択はなし。とにかく医者と患者の言葉が通じればそれでいいの世界。
でもやらされるほうは責任ありますから、内臓器官の名称が分からないとか、医者の言ってる事が分からない事は何度も何度も聞き直したり、体の臓器があるらしいところを指して、ここ?と確認しながら毎回やっています。
イタリアの船ですから、医者はイタリア人。私的にはイタリア語でやりとりしたほうが早いし確実なので、お客様の船室で医者とイタリア語でわーわーいいながら医療通訳をやっていました。
最後に医者が薬を処方して、往診が終わった後。

お客様「イタリアには何年住んでらっしゃるんですか?」
私「15年目になります」
お客様「え、じゃ15歳の時に移住されたんですか?」(真顔)

♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡

日本人が欧米人に若く見られるのはいつものことなんですけど、パエザーノ(同国人)に若く見られたのは(しかも激しく 爆)初めてで、つい嬉しくて顔がデロデロになりました。笑

嬉しくてほぼ全クルーメンバーに吹聴しまくったのは言うまでもありません。(恥)

船で働くのも悪くないかも。(多分)
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# by smilenory | 2015-09-01 05:09 | クルーズライフ

I ❤️ Greece

日本人のお客様に絶大人気のエーゲ海クルーズ。
毎年毎週100人超え、今年は5月の段階で221人をお迎えしました。
大体はギリシャのサントリーニ島がお目当てのお客様が多いのですが、サントリーニ島は三日月の形をした山の上に作られた街。船も港に着港出来ず、沖止めしてボートに乗り換えて陸に向かい、陸に付いてもケーブルカー、ロバ或いは自力で約600段の階段を上って行かないと街に辿り着かない。青と白のコントラストが美しい地区は島の北側にあるのでバスなりタクシーなりを利用して移動しなくちゃいけないので、停泊時間もそんなに長くないサントリーニは、お客様に船が主催するオプショナルツアーをお勧めしてました。
毎週、日本人だけで一台のバス一杯になるくらいお申し込みを頂き、サントリーニは毎週オプショナルツアーに同行してました。

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右側の男子は言わずもがなのスペイン人です。

でも今回の一番のお気に入り寄港地はミコノスでした。実に5年ぶりに訪れたミコノスは平地だし、サントリーニと同じボートに乗り換えての下船でしたが、着くとそこはもう街。サントリーニみたいにケーブルカーやロバに乗って街に辿り着かなければいけないという手間がありません。また出港が夜の11時でゆっくり滞在出来るので、ミコノスは毎週シャバの美味い飯を喰う日。と楽しみにしておりました。笑

これはミコノスの街です。
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そして有名なリトルベニス
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可愛すぎるギリシャ猫
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そしてミコノスと言えばパラダイスビーチ。
最早海で泳ぐとか太陽を浴びるとかそんな次元ではなく、ビーチにあるクラブといった状態。DJはイタリア人で、ギリシャなのにイタリア語しか聞こえてこない。笑

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ミコノスは再訪したいですね〜。



日本ではギリシャの経済危機が大きく報じられているようですが、ギリシャの島々はそんな気配一切なし。観光客で一杯で、活気があります。
サントリーニのガイドさんが、テレビの報道は一切信用しないで、私達は実に平和に穏便に暮らしてますって力説されてました。
ただ国に現金がないので、キャッシュカードでの現金引き出しが1日あたり60ユーロ、週で最大420ユーロまでという制限はあるそうですが、それ以外は全く問題ないそうです。

またいつかぜったい行こう。でも仕事以外で。笑

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# by smilenory | 2015-08-11 14:24 | クルーズライフ

せっかくお家に帰って来たのに、暑くてほとんど眠れませんでした。涙
船はクルーの船室でもクーラーありますからね。クーラーのない生活がこんなに地獄だとは、正直夢にも思いませんでした。
ということでブログを更新することにします。笑

さて同じ日に乗船したスペイン人の同僚(♂)。
彼とは4年前にワンクルーズだけ一緒に働いた事があって、顔と名前は知っていました。
ですが、4年前、私が必死に船内新聞の日本語訳をやってるときに、彼と他の同僚(ペルー人)がエライでかい声でスペイン語で話し続けてるんで
「うるせー!!!!集中できないでしょ!!!!!!」
と双方に怒鳴り、それはそれは気まずいままの状態で彼は下船していきました。
それから1回も一緒にならなかったので、乗船日に彼の顔を見た時
「げ。またこいつと一緒」
とそれはそれはがっかりしたものでした。

ただ今回は、同じポジションで乗船したのが私らだけだったので、乗船後1週間続くセイフティトレーニングが常に一緒だったので4年前のわだかまりが私の中にまだあるものの、10日間バカンスだったこともあって徐々に話すようになり、暇なんで寄港地で一緒に出かけたりするようになりました。

そもそも今まで遭遇したスペイン人にいい男はおらず、スペイン人は不細工ばっかだな。という偏見が私の中にあって、この同僚も私の期待を裏切らず全く持って不細工グループに属する人なので(失礼)、気を使う事もなく普通に接してました。

ただ不細工にはいい男が持ってないものを神様が与えるもんなんだなあ。と感心したのが、その女性の扱いの美味さ。
全ての女性に易しく、自然にハグとキスが出来る男なんです。笑
この扱いの上手さは、絶対女姉妹がいるはず。と読んだんですが、その通りで妹が二人いるとのこと。
小さい頃から女性といることに慣れてるから、その振る舞いと扱いは自然で、それ故に彼にはゴマンと女性クルーの友達がいました。
今回の契約はルッソ(懐かしい)も一緒で、彼はその美貌ゆえに女性にモテるんですが、
「なんだ、あのスペイン人。キス魔か?気持ち悪い。自分は好きな女の人だけにしかハグもキスもしない」
と不快感あらわにしてました。笑

そしてある日。
何故かスペイン人の関心が私にも向けられている事に気がつきました。
必要以上に肩を抱かれたり、頭やほっぺにキスの嵐。他の女性にもやっていることなのに、その目つきが真剣です。
ある日クルーバーで飲んでた時に
「のりこは結婚してるって聞いたけど、本当?」
と聞かれて
「うん、イタリア人と結婚してるよ」
だから私にはちょっかい出さないでね。の意味を行間に込めて正直に答えました。笑
「船で働いている人なの?」
「まさか。一般人(お前は芸人か!な発言)」
そこで会話は終わって、彼は別の女のところに行ったので、あーこれでベタベタされなくなるな。と安心したのですが、一度燃え上がった炎を消すのはスペイン人に無理なのか?
翌日以降も、複雑な顔しながらでも抱きついて来たりハグしたりキスするのは一向にやまないのでした。
で、またこいつが同僚らに私を
「船上の僕の奥さん」
呼ばわりするんで、同僚にもすっかり誤解され、行く先行く先、同僚たちが彼にほら奥さんが来たよ。と冷やかされたり、彼が他の女といちゃいちゃしてるときに私が登場すると
「あ、やばい。見られた」
とはっきり言ってすぐ離れたり、船のオプショナルツアー同行の際、言語は違っても同じオプショナルツアーに行くと、自由行動の時間は手をつないで来たり肩組んで来たり、一度夕飯付きのツアーが同じになって、私が後からイタリア人のお客様と一緒にレストランに入ると、イタリア人のお客さんから
「きみのこと呼んでる人がいるよ」
と言われて、え?誰?と思って見ると、満面の笑みに両手を広げたスペイン人が立っていた、、、、
その後、スペイン人のお客様のテーブル廻りを彼が私の手をつないで離さないので無理矢理させられ
「彼女がバスで話してた、僕ののりこです」
とスペイン語だけど何言ってるか分かるぜ!頭大丈夫か、こいつ?と唖然とする中、彼のツアーガイドが
「のりこ〜〜〜〜おおおおおおお、あなたが噂ののりこねええええええええええ」
って叫びながら寄って来て抱きつかれ、あなたとは初対面ですが、何か?な展開に開いた口が塞がらない状態。
ガイド曰く、バスの中でこのスペン人、ガイドとお客さんに私の事ばかり話してたそうです。それでみんなが私の名前を知っていると。唖然

これだけでは終わりませんよ、奥様。
今回、クルーズディレクターが体調を崩して急遽下船することになったので、私の大の仲好し、スーパー男前のクルーズディレクターが1クルーズだけ来る事になって、そのメッセージを貰って大喜びしてたわけですよ。
地獄の日本チャーター1本目はこのクルーズディレクター抜きでは語れない。超イケメンだし2年前は心底彼に惚れてたね!と嬉しすぎて語らずにはいられない私の発言の横に、スペイン人仏頂面。
乗船日には全乗客対象の避難訓練が行われるんですが、我々のポジションはアナウンスを行うにしても行わないにしても全員が操舵室に行ってサインをしなければならないんです。乗船日は忙しいので、みんなよりちょっと遅れてサインだけしに操舵室に到着した時、イケメンクルーズディレクターとスペイン人は既に操舵室に居ました。
仕事のことでイケメンクルーズディレクターと話をしてるのに、会話中スペイン人は私の手を離さない。
話しが終わると彼は私を自分のもとへと引き寄せ抱きしめる。みんなが見ているのに!
もう参った、です。スペイン人ってこんなに自分の気持ちに正直にならないといけないんですかねえ、どんな状況においても?
まだまだ沢山エピソードはあるんですが、全部書いてたら1週間くらいかかりそうなので主なものだけで。笑

こんなんですから、私の下船日が近づくにつれ、日に日に彼の顔が暗くなっていき
「僕をおいて下船しないで」
と毎日懇願され、困りました。笑
気持ちには答えられないけど、最後くらいは一緒にいてあげようかね。と夕飯一緒、船上のワインバーで日々ワイン2本を二人で空け、オプショナルツアーも出来るだけ一緒のツアーに行くようにして、ミコノスでは私のお気に入りのレストランでロマンチックディナーして、最後のワンクルーズ、楽しんできました。笑
昨日の下船のとき、日本人の同僚の子と彼が私の荷物を持ってアモーレが待つ車まで送ってくれたのですが、アモーレがスーツケースを車に積んでる時に、彼、泣いてるんですよ。
アモーレがビックリして
「何で彼泣いてるの?」
私に聞いて来て、いや一緒にチームを引っ張って来たから、私が抜けて寂しいんだよ。と言っておきました。
本当の事は言わない方がいいでしょう 笑

幾つになっても、好意を寄せられるというのは女としては嬉しいものです。
いい思い出になりました。彼は絶対次も同じ船に乗船できるよう担当者君に交渉する(いやもうした、笑)と昨日別れ際にも言ってましたが、まーラテン男子は熱いけど冷めるのも早いので、次に会う事があるとしたら私の名前と顔を覚えてくれてたらいいな。程度に思う事にします。笑

P.S.
ちなみにこのスペイン人、私より15歳下です。
女冥利に尽きると感謝し、思い出箱にしまうことにします。笑
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# by smilenory | 2015-08-10 16:13 | クルーズライフ

無事帰還

皆様、大変ご無沙汰しておりました。
本日、無事下船しジェノバに戻って参りました。

短い契約でしたが、いろいろありました、、、、、笑

乗った船が、乗船した日からスイスの旅行会社のチャーターでドイツ語とフランス語以外いらない状態。いきなり10日間のバカンスですよ。
同じ日に乗船したスペイン語担当の同僚(今回の契約は彼抜きでは語れない 笑)が、
「乗船してお客さんがいないなんて初めて!!」
と大喜び。
私はどっぷりホームシックにかかってしまっており、早く下船することだけを考えていました。笑

そして10日間終了したら、いきなり日本人の新人さんが乗って来てトレーニング開始。
スイスチャーターが終わった途端、100人を超える日本人のお客様をお迎えしたのでトレーニングどころじゃないのわ、レストランのメニューが今までとガラッと変わってイタリアの各州に限定したマニアックメニューになり、エミリアロマーニャ州の料理は、、、、、リグーリア州の料理は、、、、というウンチクがメニューの左横に書かれていて、
「こんなん読んでたら注文が遅くなるがな!ウェイター泣かせのメニューなんか作りおって〜!」
と怒るも、一番迷惑を被っているのは、クルーズスタート当初は死ぬ程翻訳業があるというのにこんなしょうもない(失礼)ものを翻訳してる時間なんかないわ、アホ!!!と切れまくっている私なのでありました。苦笑
ホームシックも手伝って自暴自棄気味になっていたのですが、はっと思い返し、乗船したばっかりの新人さんにこちらの翻訳をお任せすることにして一件落着。
最初の2-3クルーズは翻訳業に徹してもらい、その後仕事を徐々に教えて行きました。
彼女が一人前に仕事ができるようになると、日本人乗務員は2人もいらないな。と思って、私は1000人を超えるイタリア人客の世話をすることにし、今日の契約終了まで主にイタリア語担当として働きました。

イタリア人はうわーと思う人も多いけど、日本人のお客様を相手にするよりは実は気がラクなんです。
あまり細かいことには拘らないし、フレンドリーに接することができますし、思った以上にイタリア語担当を楽しませて頂きました。
お客様からは、顔を覚えてもらったのか、船内を歩いてると
「チャオ、ノリコ!!!!!!」
って声かけてもらいましたしね。嬉しかったです♡

そんなこんなで、5年目に入ったクルーズライフで今まで一度も起こったことなかった事を語ろうと思います。
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# by smilenory | 2015-08-10 04:31 | クルーズライフ

イタリア人夫と猫を家に残しクルーズ船で働きながら、思ったことを綴っています
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