オマーンはハッサブ港において。

日本から添乗員さん付きのツアーでいらっしゃるお客様は、申し込み旅行会社が手配してるオプショナルツアーに行かれるのがほとんどで、船のオプショナルツアーには参加されないので、その日も他の言語のオプショナルツアーのお手伝いをして終わって一息ついているところに、船内携帯が鳴りました。

ハッサブ港ってなーんにも、なーーーーーーんにもないんです。この港に停泊してる時は、実は何ヶ月も船から出てませんでした。なので、この時間(午前11時30分頃)に電話が鳴るなんて今まで一度もなかったので、何だろう?と思いながら電話に出るとレセプションからで

「あのね、日本人のお客さんが亡くなったの。今グループの到着を待ってるから、すぐ船の出口に向かってくれる?」

え。うちのお客さんが亡くなった?

その時はグループが3つ乗船中だったので、どのグループのお客さんだろう?ネームリスト持って大急ぎで船の出口に向かいました。
既に船長と経理ディレクター(パスポートの責任者)がいて、一緒にグループの到着を待ってると、大慌てで走ってくる添乗員さんが視界に入り、どのグループか判別がつき、添乗員さんが
「すぐ病院に戻らなくちゃ行けないんだけど、死亡診断書を書いてもらうのにパスポートが必要なので、パスポートを下さい!」
※アラブ首長国及びオマーンをクルーズで回る場合は、寄港地全てのスタンプがパスポートに押されてる状態じゃないとドバイで問題が起こるため、お客様のパスポートは乗船時に回収し、下船ギリギリまで船側で預かってます
とお願いされ、経理ディレクターにお願いして取りに行ってもらい、パスポートを添乗員さんに渡したところで船長が
「紙に書かれた死亡診断書を自分がこの目で見ない限りは、パスポートは渡せない」
と言い始めちゃいまして。
添乗員さん(イタリア語話せます)は、でも病院が必要だって言ってるからと船長に食いつき、でも自分がパスポートの総責任者だから、キミの言葉だけでパスポートは渡せないと押し問答になりました。
しばらくしてオマーンのエージェントが私に
「本当にパスポートがないとダメなのよ。病院はパスポートを待ってるの」
と言い、
「いや、船長がダメって言ってるから、私が話しても埒が明かないから、あなたが直接船長と話してくれる?」
と返答して、エージェントが船長と話をし、結局お亡くなりになられたお客様のパスポートは船長が握りしめたまま、船長自ら添乗員さん、エージェントと一緒に病院へと出向いていかれました。

死因は心臓発作でした。
死亡診断書にはHeart attackと記載されてました。
本当になにもないハッサブでは、オプショナルツアーといえば、コレ。のダウ船にのってのオマーンフィヨルドクルーズ、このオプショナルツアーに参加されているときに心臓発作が起きてしまわれたそうです。
オマーンフィヨルドはイルカも見れるし、きれいな海で泳ぐことが出来ることで知られており、添乗員さん曰く、一番最初に海に入られ、でもすぐ戻っていらっしゃったので、あれ?もういいんですか?と聞いたら、うんうん、十分。お魚が沢山いたよ〜。とニコニコして答えられたとか。
これが最後の言葉になってしまったそうです。
その後意識を失い、鼻血が出始めたことから、幸いなことにグループの中に女医さんがいらして、その方の指導のもと必死に心臓マッサージをされたそうですが、残念ながら帰らぬ人になってしまったとのことでした。添乗員さんの両腕には、30分以上必死に心臓マッサージをやったためか、紫色のスジ状の痣が出来ていました。
女医さんからは、「午前11時05分、ご臨終です。」
と添乗員さんにそっと告げられた、と。
当然のことながら、ダウ船にはグループの他のお客様達もいらしたのですが、他の方からは見えないように配慮したそうで、女医さんと亡くなられたお客様の奥様以外は、誰もこのお客様がお亡くなりになったことは知らないとのこと。
添乗員さんと話し合って、楽しい旅のお仲間が亡くなったと知ると旅が台無しになるので、とにかく他のお客様にはこのことは伏せましょう。ということで他言無用でクルーズを続けました。

オマーンのコーストガードからも奥様に事情徴収がありました。
クルーズ会社及びこのオプショナルツアーをオーガナイズした地元のエージェントに、手落ちと思われる点はないですか?
添乗員付きのツアーでいらっしゃるくらいですから、奥様は英語を理解できないため、私と添乗員さんと交互で通訳しながら、事情徴収を終えました。
事情徴収終了後、その場にいた全員(船長、レセプションマネージャー、添乗員さん、奥様、私)にコーストガードからオマーンの紋章が送られました。
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ご主人の終焉の地となったオマーンをどうぞ忘れず、いつでも覚えておいて下さい、と。

乗船中は常に持ち歩くバックに付けています。

1週間後。
船のオプショナルツアーではありますが、亡くなられたお客様が参加されたのと同じオプショナルツアーに行ってきました。
ダウ船がゆっくり出港して、オマーンの白っぽい岩がせりたつフィヨルドを見ながら、ピョンピョンと時折水しぶきをあげながら泳ぐイルカを見ながら、あのお客様は今私が見てるものと全く同じものを人生最後の瞬間にご覧になったのだな、そしてツアー参加者に開放している遊泳ポイントにつくと、まさにそこで心臓発作が起きたので、静かに初七日の祈りを捧げました。

人生はいつ終わりが来るか、本当に分からない。明日が来ることが当たり前だと思っては行けない。
その時を大切に生きなければ。
と、この件で本当に心から痛感しました。

ご遺体は、アラブの週末(金曜日)が入るので日本搬送までに10日ほどかかる。と日本大使館から連絡が入り、離団されてもご遺体の側にいれるわけじゃなし、ホテルでただ一人時が経つのを待つしかないので、それならばグループの皆さんと一緒に先に日本に帰りましょう。と添乗員さんが勧め、奥様もクルーズに戻られることを了承されたそうです。
非常に保障の高い海外旅行保険に入られていたので、ご遺体の搬送(棺も含め)、保険会社と日本大使館で行ったそうです。日本大使館からは、宗教はなんですか?と聞かれ、宗教によって棺の種類が変わるのと、且つ日本到着時に動植物検疫をパスできる棺を手配する必要があるとか。
いろいろ勉強になりました。

ジェノバに戻って来て1ヶ月経ちましたが、時々、お客様のお葬式は無事に終わったんだろうか、奥様はもう元気を取り戻されたかな?とふと思い出します。
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by smilenory | 2015-03-29 01:59 | クルーズライフ

ビーチ ビーチ ビーチ

さてクルーズ回想録に戻ります。

ドバイ滞在中は、最初のうちはイタリアと違って何でもあるドバイに目がキラキラし、且つドバイには2晩停泊、3日目の午前出港だったのでたっぷり時間があったのもあり、沢山ショッピングを楽しみ、イタリアにはない世界各国料理(しかも美味しい)を堪能し、ドバイモールにある紀伊国屋書店で日本の本をどっさり買い込み、それはそれは天国な生活を送っておりました。
ドバイ万歳

しかし。
悲しいことにこんな生活を続けていると給料があっという間になくなります。
街に出るとつい買い物しちゃうので、街は回避するかあるいは船のオプショナルツアーに同行させてもらってたのですが、暑いのでアラブのビーチはどうよ?ってことで、最後の方はビーチばっかりいってました。

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アラブ名物? ラクダとビーチ
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2年前北欧航路で一緒に働いて以来、超仲良しのドイツ語担当の同僚ステファニーちゃん
彼氏がイタリア人なのでイタリア語ペラペラなことから、我々の会話はイタリア語です 笑
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真っ白な砂に透明な海。アブダビのビーチですが、大変満足でした。

そしてこちらはイタリア人チームと一緒に行った、ドバイのビーチ。ここで先出のラクダちゃんがいました。笑
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乗船中は休みのない、不測の事態が起こりまくりであっちこっち走り回る生活を送ってるもんですから、ビーチは束の間ですが、仕事から完全に解放される、本当に貴重な場所でした。

ただ本来は肌などを露出してはいけない国でありますから(しかしU.A.Eは観光にもかなり力を入れているので場所限定で欧州と同じドレスコードで歩けるところも多いです)、イタリアのビーチにありがちな活気や開放感みたいなものがないんですよね。笑
あとお酒御法度の国ですから、ビーチでアルコール置いてるところはほぼ皆無なんです。(アブダビのプライベートビーチはお酒がありました)
それに年がら年中暑いですからね、今の時期は冬ですが、それでも30℃超えますのでそれもあってか、

夏だ〜!003.gif

という盛り上がりがどのビーチにもなかったです。

が、ただ泳ぐには十分。
もう行くことはないと思いますけど、再びドバイにアサインされることがあれば、ビーチ三昧すること間違い無しです。笑
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by smilenory | 2015-03-29 00:53 | クルーズライフ

ちょっとご無沙汰しておりました。
ここ最近、家の下見で忙しく、見に行けばやはり理想と現実を思い知らされ、どうしてもここ!という物件が見つからず今は買う時期じゃないのかな。と凹んだり、モヤモヤしておりました。笑

私が譲れない条件で家探したのが、庭と一戸建て。
今のジェノバの家にないものは庭です。街のど真ん中なので自然が少ない。
一戸建ての理由は、隣人に煩わされたくない。(って今のお家の隣人でうるさい人はいないんですけどね)
そして掃除が嫌いなので、でかい家、部屋数の多い家は却下。
条件としては大変エゴイストで無茶苦茶です。笑

そんなわけでジェノバからちょっと離れたところを中心に下見してたらば、仲良しの隣のアパートに住む友人カップルから
「何で近所にしないの?確か1軒、近くで物件あるでしょ、それ見に行ったら?」
とすすめられ、見に行ってきました。
その物件とは、去年の夏カラブリアバカンスから戻って来て庭付きの家が欲しくなり、インターネットで物色して初めて気に入った物件なのでした。

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アモーレの後ろ姿が、、、、天井ギリギリ? 笑

かわいいお家なのであります。
ここを渋ってた理由は、海から遠いのとキャンプ場の中だから。
いろんな人が毎日出たり入ったりするのでせわしないのが嫌なのでした。
家を探してる目的は、とにかく忙しく時々ご飯食べる時間だってない、ひとひらの平和もない船で働いた後の、地上に戻って来た時の憩いの場探しでしたので、、、、。
ところがここは会員制のキャンプ場で、バンガロー所有者のみしか来れないので、テントもってやってくる人は来れないということ。又貸ししちゃいけないので、入り口でチェックがあり治安面は問題ないということ。
アモーレが心配してたのは、キャンプ場が潰れたり、オーナーの意向で明日出てけ。とか言われたりしないか?ということでした。
家は我々のものですが、土地はオーナー所有なので自分のものにはならないのです。出てけと言われたら、家を解体して移動するしかないんですね。
それもなって、、、笑
オーナー曰く40年やってるし、バンガロー持ってる人の中では1970年代、つまりキャンプ場がオープンしてからずっといる人もいるし、地代さえ払ってくれれば何をしても自由、庭で野菜やハーブを育てても何も問題ない。とオーナー自らが啖呵切ってくれましたので、それならば。ということで、この家の売り主さんと話をすることになりました。
オーナーも背中押してくれたのですが、バンガローで木なんで石の家と違って時が経つとともにその価値は下がるから(この写真のバンガローはでも1974年に建てられたものだそうです。きれいに使ってるんだな〜と感心)、その辺を見越して値段交渉しないと。

そうなんですね。

ということで、売り主さんにはダメ元で、売り出し価格より1万ユーロ下げた値段を提示。
これで拒否されたら別の物件探そ。売り出し価格の価値はないよ、かわいいけど木だしね。ということでアモーレが売り主さんと話したのですが、最初から1万ユーロも下げた、売り主にしてはバカにしてるのか?としか思われない我々からの提言を一発で受け入れてくれ、この月曜日に家の引き渡しをすることになりました。
本当にトントン拍子。
縁があるっていうのはこういうことなんですかねえ?
しかも最初に見て、これがいい!と思った家に、何十物件も見た後に決まるとは、、、、笑

アモーレは私が乗船してる時に、自分が見つけた家を不動産の方と見に行って、庭といい家といい非常に気に入り、ここを買うつもり満々でした。でも大きな買い物だから、私が見てから決める。と言ってたので、私が下船してから一緒に見に行ったのですが(不動産屋には連絡しなかったので外観だけ)、何せ遠い。高速の出口から15kmもある。しかも中途半端な坂の途中に作られてて、家としては2階建ての石造りでこれから1世紀は(もっと?)持ってくれるだろうし、文句の付けようがなかったのですが(土地も家も自分のものだし)、しつこいですが何せ遠いのと近くにスーパーもなければバールもレストランもないので、バイクも車も持ってない私はアモーレがいないと完全に孤立する。
ということで泣く泣く却下したのでした。

今回購入するこのお家は、ジェノバから30分。海ではなく山のほうに向かい、高速道路を使う必要がなく手軽に行けるのと、万が一バイクや車がなくてもバスで行くことができるので、やはりここでよかったと思います。

家の引き渡しが無事終わったら、早速ミントを買って庭に植えます。
何のためかって?
それはモヒートを飲むためです♡
アモーレが今、カクテル講座に通っていて練習のために家でいろんなカクテルを作ってくれるのですが、ちゃんとしたミントで夏はモヒートが飲みたい♡
酒飲みです 苦笑
その他、ローズマリーやイタリアンパセリ、トマト、茄子、ズッキーニくらいは作ろうかと検討中。
そしてアモーレが仕事で居ない時に一人で動けるように、と中古スクーターを物色中です。
バスもあるけど本数が少ないので、ないものとみなす 笑
ヴェスパが大好きなのでヴェスパにしたいんですが、中古でも高いんですよねえ。

と、夢は膨らむ一方です。笑

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この方もいよいよ外猫デビューするんですかね?
捻挫した右前足は、時々上げてますが、普通に歩けるようになりました♡
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by smilenory | 2015-03-25 23:37 | 私のひとりごと

何とも悲惨な事件が起きてしまいました。

うちのクルーズのお客さんがチュニジアで人質になってるというニュースをFBで読んで
「エエ!?どういうこと????」
と心底驚き、イタリアで取り上げられるニュースでは、イタリア人が犠牲になったこともあってかうちの会社にスポットが当てられっぱなしの内容。

またあのクルーズ会社がやってくれたよ。
と言わんばかりの報道ぶりで、うちの船ばかりじゃなくてもう1隻他のクルーズ船だって停泊してたのにそっちへの言及はなしかよ?
と、犠牲になってしまわれた方には心からお悔やみ申し上げますが、その報道ぶりに正直ウンザリしてました。

そして今日。
もう1隻のクルーズ船に乗船してた日本人のお客様が3人犠牲になっているというニュースを知り、非常に驚いている次第です。
日本ではうちの会社のことは一切話題に上がらず、もう1隻のクルーズ船の報道ばかりだと、日本にいる同僚から聞きました。
しかも犠牲になられたお客様の一人は、うちで毎年チャーターをされるクルーズ専門の旅行会社のお客様と知り、更に心を痛めています。

チュニジアはクルーズ船で働き始めたばかりの契約の時に行きましたけど、数回行ってその後は国内不安定とかの理由で寄港しなくなり、サルデーニャのカリアリに変更になったんですよね。

こんなことは結果論であるのは重々承知してますが、テロの可能性がある国には絶対寄港しちゃいかんです。
エジプトだって然り。
エジプト観光がどんな状態であるかは既にここで書いた通りです。
地元の人は生活がかかってますから、ちょっと落ち着いたらもう安全だよ。こんなに宝が沢山なんだから是非来て頂戴。
と言うに決まってますが、起きた事件のこと、犠牲になられた全く罪のない無垢な方々、特に犠牲になられた方は後世に渡って、この国は危険なんだという象徴として残り、絶対忘れるべきではないと思っています。
それでもどうしても行きたいのであれば、自己責任の個人旅行で行くべきであって、人を募って団体でおしかける場所ではないと強く思います。

私はイスラム教徒でもなければイスラム教がどんなことを教えているのかも知りませんが、神様は全ての宗教を含めて一人しか存在してないと思っています。
どうしても、このテロというとイスラム教がセットになってる状態ですが、真摯で敬虔なイスラム教徒をU.A.Eやオマーンで沢山見てきた私には、テロ軍団はただイスラム教を利用しているだけのように感じます。
頭がいかれてしまった人達に、もう一度コーラン読み直せ。といっても無駄でしょうが、宗教や神様の名のもとに人殺しはしないでくれ。と心から願います。
寿命は神様が決めるものであって、人間がそれを断ち切るものではないです。
非常に遺憾に感じています。
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by smilenory | 2015-03-19 22:54 | 私のひとりごと

我が家の男衆KO

久々の登場になります、うちの一人息子。

昨日の夜、立ったままアモーレがうちの息子を抱っこしてて、そこから無理やりなる脱出を図り、約184cm弱(アモーレの身長)の高さからの着地がうまくいかず捻挫。
私は夕食後の後片付けに追われ、食器を洗ってる最中だったのでこの光景を見ておらず、しばらくしてからアモーレが
「右前足を隠すようにしてるんだけど、、、、」
と言うので見に行ってみると、お座りしてるものの右前足を床に着けることが出来ず、宙ぶらりんにしてる。

こりゃ骨折かも?と私もアモーレも焦って動物救急病院に連れて行きました。
完全室内飼いですので、外に出ることもなければバイクぶっ飛ばしながら病院に行きましたので、一人息子は怖くて怖くてしかたなかったのでしょう。
獣医さんが診察しようとしても、
ハーッ
と威嚇して、レントゲンもうまく撮れない。涙

仕方なく麻酔を打ってもらって、おとなしくなってからレントゲン撮影しました。
素人なんでよくは分かりませんでしたが、写真見る限り骨が折れてる感じはなく、ただ右前足の親指が左前足に比べると位置が曲がってる。
脱臼?
先生はただの捻挫、でも強く打ってるから固定しておかないと。ということで動物用ギプスをつけて、それを取らないようにと拡声器(?)みたいな器具も首から上につけてくれました。

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痛々しい、、、

夜間救急とレントゲンで190ユーロ。
船で働いてて良かったです。苦笑
痛み止めの薬は処方箋を書いてもらって、今日薬局で買ってきました。(19ユーロ、高っ)
ところが、何回も何回もやりなおしてやっとつけてもらったギプスは家に帰って来てゲージから出したとたん、この拡声器をつけているにもかかわらず、ポロっと外れてしまいましたよ。涙
つけなおそうかなとも思ったのですが、素人がつけなおすには危険が大きすぎますんでね。場所がずれてたら骨が一生曲がったまんまになる可能性ありますから、、、。
もう彼の自然治癒力に頼るしかない状態です。苦笑

さて今朝方。
うちのアモーレがトイレで激しくマーライオン。
何か悪いものでも食べさせてしまったか?
でも同じものを食べた私は何てことない 苦笑
飲み過ぎ?
いや普段ほど飲んではなかったような、、、、
アモーレ曰く、お腹が冷えちゃったんだそうで、お腹が冷えると私的には下痢ピーになるんじゃないかなって思ったんですが、アモーレは胃に来ちゃうみたいです。
数時間後にもまた戻しちゃいまして、うちの洗面所で殺人事件発生?な状態になってました。
汚い話ですみません

日曜日は普段はお掃除しないんですが、仕方ないです、洗面所の掃除と被害に遭った私のバスローブの洗濯などで終わりました。涙

我が家の男衆は、そんな訳で完全KO。今もグーグー寝てます。
安静の日曜日となりました。苦笑

追記: アモーレ、何と38.2℃の熱がありました! インフルだったようです。アワアワ
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by smilenory | 2015-03-16 04:03 | うちの一人息子

イケメンのご紹介 笑

イタリア船で働いてると、ほんとーにいろんなクルーと知り合いになります。
ソース顔に慣れてない日本のお客様は、どの人もかっこ良く見えてしょうがないらしいですが(笑)、イタリア在住15年目に突入した私は、さすがに酸いも甘いも見分けられるようになりました。
なんじゃそりゃ

そんなちょっとやそっとのイケメンには反応しない私が、久しぶりに

ひゃー男前えー 死語

と釘付けになったクルーを紹介しようと思います。
国籍:イタリア
年齢:28
ポジション:アシスタントインベントリーオフィサー(私らは棚卸しオフィサーと呼んでいる、爆)

「ひさびさにヒットのイケメンがいる!」
と日本人クルーメンバー会にメッセしたら写真閲覧希望の声が殺到したので、写真を撮りに行ったら
「何で写真撮るんだ?」
と怪訝そうに言われたので(そりゃそうだ)、イケメンだから日本にばらまく。って言ったら超やる気になってくれましてね。
さすがイタリア人
午後4時過ぎくらいに写真を撮ったんですが、彼曰く、寝起きで(仕事がハードな我々は、午後は大体仮眠を取ります)写真映りが全然良くないから、これを日本にばらまけ。と言ってくれた写真がこれ。

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何で目の周りが赤い?
決めすぎだって。これじゃCanale 5のメロドラマに出てくる俳優となんら変わりないやんけ。笑
ま、日本人クルーメンバー会の皆さんにはこの写真と自称寝起きの写真と送りましたが、大好評でした。
船を移りたいと言ったメンバーもいましたね。笑

さてこのジョバンニくん(本名)、本当は船がドバイに向けて出港する日に下船するはずが彼の代わりが見つからないという理由で再三再度契約が延長となり、今年の1月末に下船するまでその契約期間何と8ヶ月!
船にいすぎたせいか、シャバの生活に馴染みきれず(?)、本日バケーションで我々がいた船に乗船するためにドバイへと出発しました。
唖然
8ヶ月いた船に金払ってクルーズしに行くかね。。。。?
私だったら迷わずカリブ海に行きますけど。

さて私が6ヶ月と12日の勤務を終えてジェノバに戻ってから程なくし、ジョバンニくんから
「数日ジェノバにいるから、アペリしよ」
と連絡が来ました。
もちろん快諾し、彼は本社に用があるというので、じゃ私も担当者君の顔でも見に行くか。と担当者君に連絡して次の契約の話や、船内の様々な噂話で盛り上がり、とっくに用が終わっていたジョバンニくんと、一緒に来ていた彼の妹ちゃんを1時間30分も待たせ(ごめんなさい)、アペリしてきました。

アペリの時の写真です

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うーん、彼はフォトジェニックじゃないんですよね〜。
実物のほうが全然イケメンです。
いつか、ジョバンニくんに会いに行こうクルーズを日本女性に向けて企画してみたいと思う、今日この頃です。笑
そんなクルーズがあったら、参加してみようと思いますか?
私もアホだ 笑

追記:
乗船中に、中国からうちの会社の中国向けCMを撮影しに撮影隊と有名女優さんが来たんですが、上の人からの指示で、ジョバンニくんが船長、ウェイター、フロントとして撮影に強力したそうです。
きっと中国の人は同じ人が兼ねてるとは気がつくまい。笑

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by smilenory | 2015-03-13 23:38 | クルーズライフ

さてオプショナルツアー地獄編。笑
タイトルの通り、国はエジプトです。

1回目のスエズ運河通過の時は、乗船してから寄港予定地だった3つのエジプトの寄港地のうちサファガとアレクサンドリアの2港が、治安の関係上抜港になり、ギリシャのクレタ島に代替で寄ることになったことを知る。
これって詐欺じゃんねー ??
この時はポートサイド港からカイロに行って、ギザのピラピッド、スフィンクスを堪能してきました。

2回目のスエズ運河通過時は、エジプトの寄港そのものが全てキャンセル、再びどうでもいいギリシャのクレタ島経由でエジプトをかすることは一回もなく。

3回目の今回は、実は始まる直前まで寄港地アイテナリーの変更についてなんのお知らせもなく。
でもアレクサンドリア、ポートサイド、サファガのエジプト3港、過去にバサ切りしてるのに今年は行けるの?
不安で不安で(だって乗船してからエジプト行かないんですう、じゃお客様が激怒プンプン丸になっちゃう)、エジプトどうなってんのー?行くのー?行かないのー?
と同僚と一緒に上の人に問いつめる日々を送っておりました。
それでも本社からの指示がなく、出発の3日前にやっとエジプトは1港を除いては行かない、という決定が下されたのでした。

売り出してるアイテナリーを見て買ってるお客様に対して、乗船してから
「お客様と乗組員の安全を重々考慮し、エジプトへの寄港はやむなく取りやめることにしました」
って紙切れ一枚で知らせるのって詐欺以外のなんでもないと私は思うんですが、これが価値観の違いなんですかねえ?
実際、スペイン語やドイツ語圏のお客様は乗船後相当文句言ってました。日本人のお客様は幸いお二人様だけで、今回のクルーズはスエズ運河を通過するのが目的なので、エジプトに行けなくても問題ないですよ。と仰って下さり、ホッとしたのでした。
すみません

でも、エジプトの港、一つだけ寄港したんです。
その港名はサファガ。
エジプトというと、王家の紋章(ラストどうなったんでしょうね?)で育った私にとっては絶対訪れたい、外せない国。
カイロ(→)、砂漠(→)、現住民族と見てきましたが、王家の谷が足りない!!!!!
ってことで、王家の谷と言えばルクソール。
ありがたいことに、船のオプショナルツアーにルクソール行きがある!
サファガの港から何と片道4時間もバスに揺られなくちゃ行けないけど、せっかくなのでイタリア人客と一緒に行くことにしました。

地獄でした。
何が地獄かというと、ルクソールではないんです。
ルクソールまで辿り着くその行程が地獄以外の何者でもありませんでした。

まず、
①ルクソール行きのバスは各言語合わせて40台近く出てましたが(ガイドを全バス分手配できるところがさすが観光国エジプト)、先頭をパトカーが誘導して、40台連なって走る。
②バスの一番前の席は、日本の団体旅行と同じくお客さんが座っては行けない。
私はここに座るつもりでいたのが、ガイドがここはダメ。他の空いてる席に座って。(実際バスぎっちりだったので、イタリア人のよー喋るおばあちゃんの横に着席)と言われ、じゃあ一体誰が一番前の特等席に座ったかと言うと、、、、

ピストル持った警官

昨年かその前か、エジプトで観光バスが襲われ全員首を切られて死亡。という事件が発生して以来、観光バスへの警備をものすごく厳しくしているそうなんです。
って、普通そう言うことは行く前に情報として貰えれば、途中途中で止まるチェックポイントにイライラしたり、トイレ休憩を取らないのも治安の面からと納得できるものを、オプショナルツアーが終わった後に聞かされたんじゃ全然意味ないし。
そんなこと言うと売れないから黙ってよっと。という姿勢がミエミエですな
そのせいで、800mおきくらいにチェックポイントが設けてあって、そこには武装した兵士がライフルもって警備しており、そこにいちいち停車しなくちゃいけないため、ツアーマガジンには片道バス約4時間と明記はしてあるものの、実際は片道5時間かかりました。
しかも、その5時間はただバスの中。
トイレ休憩でもとってくれれば、少し気分転換も出来てよかったのでしょうけど、休憩所もトイレも道路上見当たらず、ただひたすら、バスに揺られているだけです。

この日は出発が早く、クルー食堂が開く前に出発だったので
「クルーが朝早いオプショナルツアーに行く時くらいは気を効かして開ければいいのにさ」
と思ったものでしたが、朝食取ってたら確実に大変なことになっていたので、朝食とらないでよかった、クルー食堂、気を効かせてくれなくてありがとう。と嫌味ではなく心から思いました。笑

この5時間の長丁場、じゃあトイレはどうしたの?
とお思いでしょう。
バスに備え付けられているトイレを利用するのです。
バスは一度動き出したら、目的地に到着するまではチェックポイントを除き、止まることはなかったのでした。涙
しかもバスのトイレは、トイレというより、肥だめ。
通路挟んで私の横に座ってたご婦人、あまりの想像を絶する臭いに、トイレから席に戻ってこられてからすぐ戻されてました。
可哀想に、、、、

長い。本当に長い。じっと座ってても辛くなってくるので、飛行機とかだったらちょっと立ったり動いたりできますけど、バスじゃ道はでこぼこだし、既にあきちゃってじっとしてられないイタちゃんが無理矢理ウロウロしてるので、私がうろつく場所がない。涙

そして5時間後、やっとハトシェプスト女王葬祭殿が見えてきました。
1997年のルクソール事件の舞台ですね、、、

そして王家の谷。
肥だめに耐えられずに多くのイタちゃんがトイレを我慢し、到着後「普通のトイレ」に行こうと試みるも、ガイドが
「せっかく1番に着いたのに。今小型バスに乗り換えれば、すいすいの状態でお墓の見学ができるのに、トイレにいったら、これから来る39台のバスに先超されて、芋洗いの中見学することになる」
とはっきり言いきりましたね。
これは恐喝か?
イタちゃんはこのガイドの恐喝に激怒、一体トイレ休憩も取らず、目の前にトイレがあるっていうのに行かせないなんてどういうことだ?と切れる切れる。
そりゃそうだ
しかしガイドは表情一つ変えず、ついてきたい人だけついて来て下さいな。とばかりとっとと歩き出す。
制服着てる私に今度はイタちゃんが、トイレに行くから待ってて、その後グループに合流させてくれ。と懇願。
そうしたいのは山々ですが、あの、私、ルクソールも王家の谷も初めてで何が何だか分からない状態です、、、、
これ、日本人にやっちゃ絶対行けない行為だわ。
第一5時間トイレ休憩なしノンストップなんて、膀胱の容量が世界最小と思われる日本人には無理、無理。
それにこのガイドの態度、、、、
説明とか、言語に関しては文句無しで素晴らしいのですけどね。

そして王家の谷の見学が始まりました。
ツタンカーメンのお墓とか、その他王様のお墓がわんさかあるんですけれども、飲まず食わずトイレも行かずの長旅の後にすぐ受けた太陽の直射日光のせいか、最初は装飾やらなんやら
、へ〜と見てたんですが、正直、墓の見学を変えることに直射日光、長い行列に本当に辟易してしまって、全てが全部同じに見えて来て、観光なんかどうでもいいモードに入ってしまいました。
日陰でグループを待ってましたよ、最後は。苦笑

疲れきってたので写真が少なすぎます。お許しを、、、、涙

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せっかくの世界の宝をこの目で見れるチャンスなのに、船からのオプションでは行程が強硬すぎて、体がついていかないですね。
これからルクソールに行こうと思っていらっしゃる方。
間違ってもクルーズ船のオプショナルツアーでは行かれませんよう。
飛行機で来て、ルクソールで一泊して万全の体調で望まないと、勿体ないです。
私個人的には、治安といい衛生面といい、エジプトは終わり。もう一生足を踏み入れることはない国です。(きっぱり)
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by smilenory | 2015-03-07 23:45 | クルーズライフ

許せない寿司について

ペトラの写真を整理してたら、こんなの見つけました。

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回転してる時は、なんのソースだろう?照り焼き?
と思ってたんですが、一緒に食べてたオーストリア人のドイツ語担当同僚、

これヌテッラだよ オエー

メニューにも載ってる!

orz orz orz

フランスはマルセイユにて、船がまだ地中海にいた時の写真です。

その名も「ヌテッラ寿司 ナッツをまぶして♡」
きもいんで載せてませんが、伊達巻き風バナナヌテッラ寿司もありました。

フランス人はお寿司もデザートにしちゃうんですねえ。

処刑決定 ??
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by smilenory | 2015-03-06 01:26 | クルーズライフ

さて今回3度目となるスエズ運河通過。
そして同じく3度目となる、ヨルダンはアカバ寄港。

1回目はお客さんとして乗ってたので、高いオプショナルツアーを自腹切って行く気にならず(ケチ)、アカバの街の中をウロウロして終了。
2回目は、日本人グループが全員行くからついていってね♡とツアーマネージャーに頼まれて、ああやっと行ける♡と行く気満々でいたら、その日は船から出ては行けない日にあたっており(停泊中の緊急事態に備えて、クルーは船から出ちゃいけない日が決められています)、でもお客さんが全員行くんだから出させてくれ!と懇願するも、セイフティオフィサーに一蹴され泣く泣く残留。
そして3回目となる今回。
私はヨルダンに縁がないのか、今回もまた船から出ちゃ行けない日に当たっておりました。
何と言う不運 orz
しかしですね、今回はセイフティオフィサーがアジアで一緒に働いたことある顔見知りの方で、仕事といえばホイホイ出してくれる人だったので(緊急事態が起こったらどうする、ということはこの際無視)
「3回も来て、3回とも船から出られないなんてありえない!同じコースグルグル回るんだったら何とも思わないけど、スエズ運河通過してドバイに着くまでのコースはこれっきりなんだから、何とかして〜」
とそこまで悲痛になることはなかったのですが、一応不幸な女の演技?をして脱出成功??

港から片道2時間揺られて着いたペトラの街は、それはそれは本当に、本当に美しい街でございました。
どんなに美しい場所かといいますと、、、、

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全体がピンク色がかった石の街で、石そのものに彫刻が施されているあたり、本当に人の力の凄さを感じます。
ここまでたどり着くのに、バスを降りてから結構な道のりを歩くので、帰りは馬車か馬に乗ろう、と同僚たちと待ち合わせして交渉するも、想像を絶する法外なる値段だったため、断念し最後の最後まで石の芸術を堪能しながらバス乗り場まで戻りました。
ただ、日陰と日向で温暖の差が激しく、すっかり体調を崩してしまったんですけれどもね。

それでも来て良かった、世界の宝の一つをこの目で見ることが出来て感激でした。

いいことばかりではない、最悪のオプショナルツアーについては次回綴ります。苦笑
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by smilenory | 2015-03-06 01:11 | クルーズライフ

回想録その1 

今回は西地中海クルーズ3ヶ月、イタリアードバイのクロッシング、ドバイクルーズ約2ヶ月半と楽勝契約のはずでした。
船がドバイに向けて出港するその当日、担当者君が船にやってきて次の契約の話しよ〜と連絡が来たので

①もう日本チャーターはやだからね。
第一歳なんだから、飛行機の長距離移動はご免だぜ。ヨーロッパにいさせてくれ。年末に600人の大団体が他の船に来るらしいけど、そっちに移動はいやよ〜
②次の契約は日本人がいっぱいくるエーゲ海がいい

とまー、自分の主張ばっかして(苦笑)、それでも担当者君はいやな顔一つせず、ちゃんとメモとって、じゃ、エーゲ海の船にアサインするからね。と言ってくれて別れました。

船は無事にドバイに着き、前に一緒に働いたことあるドイツ語担当のオーストリア人の同僚、その彼氏とつるんでどこいくにも一緒、楽しい楽しい船上生活を送っておりました。
そんな折、日本人の同僚さんから、年末600人日本人が来るので、下船したばかりで申し訳ないけどそっちに行ってくれ。って担当者くんから連絡があって、受けることにしたけどこんな大人数やったことなきゃ船も知らないんでアドバイス下さい。というメールが届きました。
その時日本人のお客様が80名様ほど乗船中でバタバタしてたので、これが終わってからゆっくり返事書きます、とだけ返事しておきました。

この時点で、よし、私が船を移動することは完全になくなった。
とかなり安心しておりました。

それから数日後。
再び日本人の同僚さんから、いろいろ事情があって年末年始の600人やってくる船には乗らないことになりました。とだけメールが。

えー

ちょっと待って、アナタが行かなきゃ、他の日本人の同僚は8ヶ月という長丁場を終えて下船したばかりで誰もまたすぐ船になんか乗りたくないでしょ。私が移動しなくちゃいけなくなるんじゃないの?
それに何で行けなくなったの?何が起きたの?

と自己混乱してるところに、船内でしか通じない携帯電話が鳴り出ると
「ジェノバから衛生回線で電話が入ってます」

・・・・ああ、きっと担当者君に違いない・・・・

混乱したまま電話にでるとやはり、担当者君で

「○○子(日本人の同僚の名前)がね、給料アップを要求してきたんだよ。
でもキミも知ってる通り、給料をあげるには一定の基準を満たさなくちゃいけなくて、彼女はそれを満たしてない。なのにアップを要求して給料あげなければ船に乗らないって言うんで、解雇した。」

か、解雇?

「なんで、大変申し訳ないけど、シンガポールに飛んでくれ。本当は明日飛んでもらえるといいんだけど、そっちも準備があるだろうから(てか、お客さんいるし!途中で放棄できないでしょ!)、次のドバイで下船して移動して。ただ次の船に乗る日と600人の日本人が乗ってくる日が同じだから、準備期間がなくて大変だけど。」

(T_T)

嫌な予感は的中。
600人がやってくるコースはシンガポール、マレーシア、タイと悪くないけど、乗船していきなり600人は老体にはきついぜ。
でも仕方ないですもんね、他に送れる人がいないんだもんね。
はいはい、行きますよ。でも向こうの船には別の、もう一人日本人の同僚が乗ってるから私はこの年末年始の応援だけで、それが終わればまたドバイに戻って来れるよね?

という質問に担当者君は「努力する」とだけ言って明確な回答はくれませんでしたが(その理由は別の船に移動してからすぐ発覚することに)、担当者君から、受けてくれてありがとう、キミはもうこれでVIPだ(いらんわ、そんなもん!)と感謝され、仕方なく泣く泣くシンガポールに旅立ちました。

乗船当日。
我々乗船クルーが船に乗るまでのお世話をしてくれているエージェントが
「エマージェンシー、エマージェンシーだから、すぐ乗船して!」
と私を捜しており、ああ、600人乗ってくるから一刻も早く乗れっつーことだな。と思ってエージェントの人の後に43kgの荷物をひっぱりながら(涙)ついていくと、船の乗船口でクルーが数人待機。
部屋の鍵、所持品申告書(これは普通乗船してから書きます)を渡され、記入が終わるとクルーが私の荷物を持って、とにかく荷物はこっちで運ぶからすぐ乗船してくれ。と急かされ、あわあわしながら乗船するとクルーズディレクター、アシスタントクルーズディレクター、ツアーマネージャーが雁首揃えて私の到着を待っており(苦笑)

「あーお越しになられた!」
とクルーズディレクターなんて土下座しながら熱烈歓迎してくれましてね。
大袈裟だね、キミも

とにかく制服に着替えて、あとこれが船内携帯、何かの時のためにトランシーバーも渡しておくから。(携帯があればいらんでしょ?)といろんなものを乗船口でわさっと渡され、非常に慌ただしく乗船しました。

そして日本人同僚さんとも、船内新聞は出来てる?乗船説明会はどうなってる?600人のJ○Bのグループとの打ち合わせはどうなってる?といろいろ質問を投げかけるも、残念ながら3年もの経験があるにもかかわらず、彼女は一種のミス・オクレさんでして、頭も回らなければ機敏に行動もできない。
だから私が呼ばれたんですが
そして、今回日本人のお客様はこの○T○の600人だけかと思ってたら、JT○に属さない他のお客さんがいることが発覚。
大団体さんには大団体算用の船内での飲み物やお買い物値段設定とか、プライベートで寄港地のエクスカーションとか、船上でのプライベートのイベントとかあるので、乗船説明会は○TBのおきゃくさんとそうじゃないお客さんとで分けてやらなくちゃいけないのに、分けてなーい。
どないすんねん。


ダメだこりゃ
チョーさん、懐かしいっす

担当者君、やっぱギリギリの乗船はリスクでかいわ。ジェノバに帰ってから文句言ったる。
と思いながらも、なんとかしなくちゃ。ってことで、急遽乗船説明会を分けることにし、レターと放送入れてなんとかしました。

しかし彼女の一番ガンだったのが、スロー。会議や表に出る仕事は私にまかされたので、印刷物(メニューや船内新聞)は全面的に彼女に任せたんですが、彼女は手伝ってもらえるものだと思ってたらしく、

「今、時間ある?メニューやって欲しいだけど」
「これから劇場の舞台に上がってショーを閉めなくちゃいけないから、無理」
(これを何度繰り返したことか)

船内新聞も午後11時を回っても出来上がっておらず。
600人って言ったらざっと見ても300室っすよ?シングルユースのお客さんもいるから、もっと。それを配るクルーのこと考えて仕事せんかいな!
その他団体に属してない日本人のお客様もいるんだぜよ!
しかし彼女のスローペースは改善の兆しもなく、何故に同じクルーズを繰り返して、船内新聞だって先週のものをそのまま使い回しして変更したところだけ訂正したらいいでしょ?何でそんなに遅いのおおおおお
とキリキリしてると、私だけではなく、ハウスキーピング(新聞配るから)、クルーズディレクター、その他多勢からも
「仕事が亀以上に遅い!!!!!!」
とクレームをじゃんじゃん貰っていらっしゃいました。
でも、彼女は空気を読むことも周りの様子を察することもなく、ただひたすら自分がミスを犯さないことだけに集中。

なので、船側としては、私が来てくれた。ラッキー。じゃ、このままのりこをキープして彼女はさようなら。という計画が実は水面下で進められていました。
ドバイに帰れるんだとばかり思ってた私は大ショック。
だってこのお正月クルーズが終わったら、船はシンガポールから香港に拠点を移すんで、またも長いクルーズが始まり、メニューも船内新聞も一から全部作り直しの大変な日々が始まる。その前にサボナードバイの19日間の長丁場を乗り越えたばかりだというのに!しかも、これから寄る寄港地なんて行く予定してなかったから、全然下調べなんかしてないし!

もう本当に地獄でした。涙

600名様が無事下船された後は、日本人同僚はpoor performanceで言い訳なしの強制下船となり、私が残りました。
ま、ブルネイとか、コタキナバル(マレーシア)、フィリピンと全て人生未踏の地を見れたから、今となってはいい経験になったなとは思いますけど、クルーズ中は本当、死にそうでした。苦笑

そしてもうすぐ香港に着くよ〜のある晩。
クルーズディレクターから、
「大至急オフィスに来てくれる?」
と船内携帯に連絡が入り、何だろう?と思って行くとクルーズディレクターは電話中で、その電話を誰からかとも言わずに私に渡す。

????

電話に出るとななななんと担当者君でした。

「いやね、ドバイに一杯日本人が来てるんだよ。それなのに日本人クルーが乗ってないから大きなクレームになっちゃってね。で次のドバイで日本人が100人近く乗ってくるから、でも他に送れる人見つからないから、のりこ、ドバイに戻ってくれる?」

おお、神様は存在する!
感涙 感涙

そして船が香港に到着してからすぐ下船、下船後は香港に一泊してマッサージ三昧を楽しみ、69階のバスルームの壁がガラスで透けて見えるじゃん。一人だからいいけど。な超近代的なホテルに泊まって寿司を堪能し、無事ドバイへと戻ってきました。笑

ドバイに戻ってきてからというもの、事情を知らない数人の見知らぬクルーから
「お帰り〜休暇短かったんじゃない?」
と言われ

休暇なんかぢゃないわい。20日間、別の船にいたんぢゃー♯
と説明して(笑)、ドバイのゆったりクルーズを契約終了まで楽しみました。

もっと日本人、採用してけろ。

のドタバタ劇でした〜。笑
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by smilenory | 2015-03-01 03:10 | クルーズライフ

気がつけばイタリア在住16年!イタリアのクルーズ船で働きながら、思ったことを綴っています
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