お帰り〜♪

さて先日ブログで綴った、座礁した船がジェノバに戻って参りました。
土曜の夜から、ジェノバ市内にあるあちらこちらの電光掲示板に、午前4時以降Voltri(ジェノバの地区の名前です)での航行禁止と表示してあったので、あーいよいよ到着するんだなあと思ってました。

元々見に行く予定にはしてたんですけど、アモーレが「何かもう船は見えないところに収納されたってFBに書いてあるんだけど」というので、それもそうかな、仕方ないか。
と諦めて海に行ったんですけど、いつも行く海水浴場は船の停泊地から程近いので、もしかして見えるかなと思ってみたら、ばっちり見えるじゃないですか。

「アモーレ、船見えるよ、見えるよ!」
とバイク運転中のアモーレに話しかけ(危険ですから、良い子のみなさんはやめましょう♡)、アモーレもチラ見して、海の後にゆっくり見に行くことにしました。

さて海を大満喫した後(今年は冷夏なのに、既に真っ黒け。歩いてると何の躊躇もなくスペイン語で話しかけられます。南米人に間違われているのかも?)、船の止まってる方向へバイクを走らせてると結構な人だかりが、、、
観光地のごとく写真撮る人でいっぱい。中にはプロが持ってるようななが〜いズームレンズ付けてる人もいました。
ま、確かに至近距離では見れない
普通の道路からも見えちゃうんで、運転する人も船を見ながらノロノロ運転するんで大渋滞。
とりあえず我々は人が少なくて見えやすいところに、ってことで小高い丘へ移動。
しかし、そこも結構な人だかりでした。苦笑

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テレビで見るより損傷が激しくてショックでした。
うちの船のトレードマークでもある、Cと書かれた煙突もなくなっていたし。泣
船を見ながらお帰りなさいと言うのとともに、初めてこの船に足を踏み入れた時の船内の様子や、事故発生時の相当なパニックを想像しながら何とも言えない気持ちになっていると、
「スポーツコートはあの辺だったわよね。それからあっちに確かプールがあったはず、、、、」
と話す声が聞こえてきました。このイタリア人夫婦(多分)は過去座礁船に乗ったことがあるんでしょう、当時の思い出を変わり果てた船を前にしてまるで確認しているかのように話してました。
ただの野次馬根性だけじゃなくて、違う気持ちで船を見に来ている人もいるんだな、とちょっとホッとしました。

そしてこちらはFBで、英語ホステスの同僚が載せた写真をそのまま借りてきました。
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座礁船が停泊しているほぼ目の前のピザ屋が、テーブルに座って船を鑑賞しながら落ち着いて写真が撮れますよ!というしょーもないビラです。
部外者だと、ただその話題性だけに飛びつくのは十分理解できるんですけど、この事故で亡くなった方がいるので、配慮が欲しかったなあ。というのが本音です。
ま、そんな配慮があればこんなビラは存在しない訳で、、、、苦笑

ま、そんなことはおいておいて、とにかくお帰りなさい。無事に着けて良かった、良かった。

ジェノバで造船、2006年に完成したこの座礁船は2014年(もっとかかるかも?)、ここジェノバで荼毘(スクラップ)にふされます。
クルーズ船って大体20年で原価償却し、その後は中国とかに売り飛ばされることが多いんですが、生まれ故郷で終焉を迎えることができるのでラッキーだ、と思うことにします。
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by smilenory | 2014-07-31 02:30 | 私のひとりごと

またまた来たで〜、境港

昨年の日本チャーター1回目•春、2回目•夏と寄港したのですが(その時の様子はこちら)、今回は韓国チャーターで境港にお邪魔しました。

初寄港の場合の場合、必ずセレモニーが行われます。日本の港のみならず、世界中そうです。去年ドバイ路線に乗船中、乗ってた船が初めてU.A.Eに行ったので各寄港地で毎回セレモニーやってました。セレモニーのプロと化した私は、毎回当番がまわってきました。泣 が、別に日本のセレモニーみたいに船長のスピーチを日本語訳するとかそんな仕事は一切なく、ただひたすら立ってニコニコしてるだけの楽チンなものでしたが。笑

しかし、日本の港は毎回毎回セレモニーやってくださるんですよ。
いや迷惑とかもちろんそんな罰当たりなことは申し上げませんけど、出かけたい上の人とかは明らかにいやーな顔してましたし、セレモニー担当のクルーに
「何で初寄港でもないのに、セレモニーの依頼を受けるんだ!」
って文句つけてましたね。
一度、断ったこともありましたけど、船長がやっぱまずいわ、それ。といって急遽復活したこともある、クルーが実は忌み嫌うセレモニー。苦笑
今回も、もちろんありましたよ♡
私はセレモニー要員なので、もちろん、毎回決まった船長のスピーチを日本語訳するために参加しましたよ♡
ムカついてなんかないですよ♡

何回もセレモニーやってるんで、今回は船内ではなく埠頭でやることになりました。
この日、船から出られない日だったんですけど、セレモニーを名目に船からの脱出に成功!笑
セレモニーが功を奏することもある
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今回のお初のキャラクター•あっぱれ殿様
鬼太郎はどうした?
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鏡開きで無事、セレモニー終了♪

境港の方々が世界に誇る、マジックどじょうすくいももちろん披露されました、埠頭で。笑
境港の担当の方に、船長もホテルマネージャーもチーフエンジニアも実は去年のセレモニーの時と全く持って同じメンツなんです、と余計なことを言うと
「えーっ、じゃもう見ちゃってるんですね?」
とがっかりされてましたが、道具も人もスタンばってるので中止にはできず。
韓国人のお客様達が面白そうに見てらっしゃいましたよ。
初めて見ると面白いかも

さて、今回の境港。
埠頭で鬼太郎まんじゅうが無料で配られてたり、あとあなたの名前を漢字で書きます、プロのイラストレーターの方が似顔絵を書いて下さるコーナーがあって、クルーに(笑)大人気でした。
クルー達がこぞってそのコーナーに集中してるので、覗いてみました。

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プロの方に書いてもらった似顔絵と一緒に満足そうなオネエサンたち 笑
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似顔絵描き待ちの間に、鬼太郎まんじゅうをほおばるスパマネージャー(ポルトガル人)と一緒に♡

さて、私の似顔絵ですが、プロの方の目からみると、私ってこういう風に映ってるみたいです。
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この似顔絵書いてもらってから船に戻ると、いつもつるんでる二人にすぐ遭遇したので、
「ねえねえ、似てる?」
と顔の横にこの似顔絵かざしてみたら、ニコもジジも
「全然似てねえ」
と速攻一蹴してくれました。泣
本当に即答。苦笑

今は冷蔵庫に貼って毎日眺めては、楽しかったクルーズライフを思い出してニヤニヤしています。笑

ということで、長いことおつきあいありがとうございました。これで今回のクルーズ回想録終了です。次回まで(いつだ?笑)お楽しみに!
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by smilenory | 2014-07-26 23:50 | クルーズライフ

めんそーれ沖縄

さて今回は2度目になる那覇寄港。
前回、2年前の初沖縄の時は、ここ那覇から乗船してくる日本人グループがいたため私は外出できず。
泣く泣く埠頭にて初沖縄を体験したのみで終了しました。

今回は韓国チャーター中でしたからね、日本人のお客様いないし、仁川から出航したので日本の入国審査さえ終われば、フリ〜タイム!!(ねるとんの貴さん風)
仕事終了時間と入国審査終了時間がほぼ一緒だったので、気兼ねなく話が出来るともみちゃんと那覇の街を歩いてきましたよ♪

ところで、船自体は今年の3月に既に那覇に寄港しているのですが、その時はなかったターミナルが5月には立派に出来上がっているという。
中途半端な掘建て小屋とかじゃないんですよ、本当に立派なターミナル。
たった2ヶ月弱で作り上げちゃうんですねえ。
改めて日本の底力を感じました。
そういえば今回日本チャーターで初寄港だった佐世保、大型(本当は中型)客船が到着するってことで慌ててターミナル作ってましたけど、さすがに間に合ってなかったですね。
ターミナルがあれば、一番厄介な税関検査を楽々ターミナルで出来たのに、、、。
佐世保で200人強のお客様の乗船•下船があったので、下船されるお客様は当然、税関審査を受けなくちゃいけないんですけど、ターミナルがないのでギャングウェイ(船の出入り口)に佐世保の税関係員が乗船してきてテーブルを設置したので、そこの近くに下船されるお客様のスーツケースを並べてたら、税関から

「スーツケースはお客様が自身で運んで持ってこなくちゃダメ!」

と、まーお役所にありがちな全く持って融通の利かないことを言い始めまして。
その場にいたクルーズディレクターと私、
「え、だって船の床、この出入り口の近くってご覧の通りボコボコでここをスーツケース押して通るなんてとんでもない!ご年配や体の不自由なお客様、どうするんです?」
と鬼の形相で噛み付くも、ダメの一点張り。
お役所の人間が役立たずなのは、日本もイタリアも同じだわさ。と日本の行政機関にほとほと愛想を尽かしながら、約200個のスーツケースを税関の係員の指示する場所に50mばかり移動する。
全然意味なし。

佐世保からのお客様には本当に申し訳ないことをしたなあという思いが、那覇の立派なターミナルを見て改めてこみ上げてきました。

さて前置きが長くなりましたが、那覇の街。
ともみちゃんは既に昼食食べちゃったと言うので、でも私は韓国人の日本入国に午前9時から今まで借り出されてたのでご飯食べれなかったから、てきとーなところで昼食たべよ。と話しながら那覇の街を歩いてたんですが、那覇の国際通り、面白いですねえ。見るのに忙しくてご飯なんか食べてる時間勿体ないわ。
ってことで、イタリア在住の皆々様には共感していただけると思いますが、在住者にはごちそうであるコンビニのおにぎりを買って、食べ歩きしながら(良い子のみなさんは真似しないで下さいね♡)国際通りをウロウロ。

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アモーレへのお土産のTシャツを選んでたら、ねえ見て。と言われて声のするほうに振り向くと、変わり果てたともみちゃんがいた。笑

たくさんのお店を冷やかして(笑)、日本のお菓子をたまたま見つけたドンキホーテで大人買いし、買うかどうしようか悩んでた琉球布を使ったサンダルもそこで買って、大満足♡

そして沖縄と言えば、、、、
そうですよ、ソーキソバです!

コンビニのおにぎり3個一気食いしてお腹一杯だったのに、ともみちゃんに誘われてオリオンビールとともにソバも頂いてきました♡
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シンプルで美味しかった♡

食もショッピングも大満足の那覇でした〜♪
船に戻って来たら、セキュリティスタッフに一体何をそんなに買って来たの?と職務質問されるほどの買い物袋抱えてた私たちでした、、、、苦笑
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by smilenory | 2014-07-26 23:12 | クルーズライフ

Buon ultimo viaggio!

最近話題が多すぎて日本では一切取り上げられてないと思いますが、2012年1月13日にトスカーナはジリオ島で座礁した我が社の船が、本日2014年7月23日イタリア時間午前10時35分にジェノバに向け出航しました。


※イタリア語です

ブログにも取り上げてますが、研修中に我々たまごちゃんずは専用バスに乗って、クルーズ船がどうなっているのかを見学するためにホームポートであるサヴォナに行き、初めて目にし足を踏み入れたのがまさにこの船。
奇麗な船だったんですよ、涙
写真に納めきれない大きさ、船内の豪華さ、100%迷子保証の巨大な内部、、、、当時は本当に圧倒されたものでした。

事故が起こった当初も、この船への思い入れや、担当者君の采配次第でもしかしたら私がこの船に乗ってたかもしれない確率50%だったので(結局は後輩ちゃんが乗船して事故に巻き込まれましたが)、本当にショックでした。

その船が2年の歳月を経て、本当に多くの人々の忍耐と力を持って、彼女(船は女性名詞なので)は生まれ故郷であるジェノバに戻ってきます。
戻って来たら、おつかれさまと言いに行こうと思っています。

ジリオ島の皆様、本当に今まで多大なご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。これからは座礁船に煩わされることなく、平穏な日々が一日でも早く訪れることを願ってやみません。
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by smilenory | 2014-07-23 23:28 | 私のひとりごと

気がつけばイタリア在住16年!イタリアのクルーズ船で働きながら、思ったことを綴っています
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