悪夢の済州島と高知

更新できるうちに更新しておきます。
次回のチャーター(呼ばれない事を祈るのみ)のための覚え書きみたいなものなので、ご興味ない方はすっ飛ばして下さい。笑

チャーターつまずき編その2です。
済州島が強風につき、私らが入港予定の埠頭に、出港できないスタークルーズがいたせいで海の真ん中で船は停まり、待機状態。
いつ入港できるのか、いやそもそも済州島に着港できるのか分からないため、その状況を船内放送で繰り返して言うも、ほとんど放送が聞こえず、そのため混乱を引きおこしてしまいました。
予定より2時間遅れで何とか入港できたものの、オプショナルツアーに行く方、自由行動取る方が出口に殺到。でもオプショナルツアー参加者を優先して(所要時間がありますからね)下船させてたら、自由行動のお客様達からブーイング。
そりゃそうだ
自由行動のお客様たちは、階段に座り込んで待機。
うわー申し訳ない。
強風とか台風とか天候理由は不可抗力ですが、自然をも変えて何が何でも予定通りに進む日本国で暮らす方々にはイタリア流
「仕方ないじゃなーい」
は当然通用せず。
これは何とか方法を変えねばな。と思った事でした。

そんな我々を更なる悲劇が襲います。
初寄港地•高知です。
激しい干潮のため、予定していた出口が3階から5階に変更になり、5階の出口は1つしかないのでまたも人が殺到して長蛇の列となり立ったままお待たせしてしまったので、怒号が飛びまくる。
本当にすみません!と私はひたすら謝っていたのですが、お客様達、私には絶対怒鳴らないんです。
顔が売れたから?
「チャーターの責任者だせ!ただで済むと思ってるのか!何だ、この段取りの悪さは!!」

あー、あのー、そもそもこれは船側のお客様への的確な誘導が欠けていたために引き起こしたのであって、チャーター側には何の責任もありませんし負もありませんのです。
と言おうにも、チャーター側のスタッフ(30人ほど乗船)が平身低頭で対応されており、私がクビを突っ込むチャンスもなく。
結局全てのお客様が下船されるのに2時間強かかりました。

参りました。日本人がこんなに怒り狂って叫ぶ光景なんて、生まれて初めて見ましたよ。
高知と聞くとあの悪夢の状況が頭に浮かんで、ぞっとします。
CDと本当、途方にくれた高知でした。

このドタバタ劇が終了してから、港に物産展が出店してあったのでCDと見に行ってゲットしたもの。
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試食で食べた、かつおの生節が美味しかった〜。
結局食べる機会がなく、真空パックごとCDに世話になったお礼に渡してきました。

そうそう、チャーター時の救世主•CDはこちら↓↓↓↓
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まだ平和だった長崎の回転寿司屋での一幕

なかなか男前でしょ?
私より一回りも下ですが、しっかりしてるし頭の回転は早いし、行動もついでに早いし、学習能力もある、国宝級のイタリア人だと思います。
今回は更に全面的に私たち日本人ホステス2名を徹底してかばって守ってくれました。
ただ言いたい事は歯に衣を着せず発言しちゃうので、敵も作りやすいのが玉にキズ。
チャーター時はあまりにも忙しくてゆっくり喋ってる時間がなかったので、お互いジェノバに住んでるから、下船してジェノバにいる時期が重なったらゆっくり飯でも食って語り合おうぜ。と約束しております。
いつになることやら、、、、
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by smilenory | 2013-05-22 01:39 | クルーズライフ

ヘルシンキからです。無事到着しました。
9時間ちょっとのフライトだと体が疲れなくていいですね。
しかも飛ぶ前にスッチーさんが
「前の席空いてるんで、移られてはどうです?」
とあまりにも嬉しいことを仰って下さり、2席ですがまるまる使って意識不明の重体状態で眠りこけてました。笑

さて今回のチャータークルーズ、事前に予想できなかったのが日本人のし好。
テレビで放映されたビンゴ、実は始まる前に大ハプニングがあって焦ってバタバタして走り回って(だから化粧がはげた)大変だったのでした。
その大ハプニングとは、、、、ビンゴの参加者が500人を超え、ビンゴカード買うための行列が船の先頭から後方までずらーーーーっと連なってしまったこと。
ちょっと早めに会場に様子見に行ったら、予想せぬ長蛇の列の展開に泡を吹いた私。
これじゃ予定していた会場じゃ全然入りきれないよ。
とガーンとなってたら、これまた様子を見に来てくれた、今回のチャーターにおける私の救世主•クルーズディレクター(以下CDと略)も
「これはあり得ない」
とありえない光景を前に呆然。
でも呆然としてる場合じゃないですから、2回に分けてやるか、とりあえず会場は劇場に移さないと入りきれないし、ううううううーーーーとチャーターのつまずきその1の幕開け。

4000人収容の大型船だって、ビンゴやる人ってせいぜい40人いればいいほうなんです。
その半分の収容の中型船に、しかも日本人が500人もビンゴにやってくるなんて、本当に想像できなかった。
完敗です。苦笑
仕方ないので会場を劇場に移します、すみません!とアナウンスしたらブーイングの嵐。しかも予定開始時間から何と40分も遅れてビンゴは始まりました。ビンゴカード買う方を待っていたからです。夕食の時間が迫っていたので2回に分けてやるというのは事実上不可能だったのでした。

当然、お客様たちからは段取りが悪いと文句言われましたね。

しかし蓋を開けてみない事には分からない事だって沢山あるんです。
お許しくださいませ。
しかし日本人に赦す心を持った人は少ない


この経験を機に、ビンゴカードは朝から販売して時間通りに始めることに作戦変更。
日本人ってビンゴ好きなのね〜。と痛感。
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by smilenory | 2013-05-22 01:39 | クルーズライフ

成田から

ご無沙汰しております。

怒濤の日本人チャーターが本日、無事終了しました。
明日ヘルシンキに向けて出発するので、今日船から下船して成田のホテルにいます。

それにしても。
想像はしていましたが。
想像以上の地獄が待ち受けていたチャーターでした。
まず日本人クルーが十分じゃない。
私と後輩ちゃんで本来アニメーターがやるデモンストレーションやファッションショー、クイズ、イタリア語講座などを分担して司会する。
最初のチャーター2周は主にクルーズディレクター的仕事を私がやらせてもらって、劇場のショーの後のMC、フォーマルナイトでお客様に船長及びオフィサーを紹介する、フレンチの鉄人•坂井宏行氏(チャーター側が企画)が2周目に乗ってきて料理を作るというので、料理以外にもムッシュの希望でトークショーの司会など、普段絶対やれないことをやって、人前に出て話するのに抵抗がない自分に驚いたりしてましたね。笑
私の所属はエンターテイメントなんですが、普段は船内新聞作ったり、メニューの日本語訳したり、病院通訳とか困った時の問題解決人と、地味な仕事ばっかりなので今回のチャーターで初めて自分がエンターテイメント部に所属してるんだ、ということを激しく実感しました。

とにかく今回一番考えたのが、どうやってお客様との接点をはかるか。でした。
今まではオプショナルツアーに同行したり、レストランに行って様子を見たり、個別に話して親交を深める事ができましたが、今回は2200人!
同じ事はできません。
そうなると、もう何か面白い事を劇場のショーの終わりに言って、私という人間が皆様のために乗船してますよ。というのをアピールするしかない。
プラス、いつもはライブでやる乗船説明会も会場となる劇場がチャーターに抑えられてて使用できなかったので事前に録画して、船室のテレビで流していましたので、お客様は私を見ると
「あれ?どこかで見た事がある。あ、テレビに出てた人でしょ!?」
テレビと言っても、船の中だけのテレビなんですけどね。苦笑
と顔を売るのには一応成功しました。
クルーズの最後に配るアンケートに、
「吉本興業に転職したほうが、給料も今より格段にいいと思います。」
と書かれて大爆笑してしまったり、、、、
そんなに面白い事を言っているという自覚は本人は0
初のイタリア船の日本人チャーターってことで、結構テレビの取材も来てました。
私がビンゴ大会してるときに、テレビの撮影隊がいて、何!撮影が来るなんて聞いてないよ!知ってたら化粧くらいしてきたのにさ!
そんな時に限ってとっとと放送されてしまって、放映をみた友人から
「テレビに映ってたよ!思わずきゃーって叫んじゃった!」
と言われて、オーシニョーレ。なんてこともありました。

これはプラスの部分ですね。

しかし。
今回の客層には本当に参りました。
人の話は聞かない、船内新聞は読まない、都合のいいように解釈する、いいがかりをつける、天候が理由で遅れいるのに怒鳴りだしたり、劇場の席取りして他のお客様から顰蹙かって喧嘩になったり、フルートをベランダでカジノの中で吹いて、他のお客様のご迷惑になるからご遠慮ください、とお願いしたチャーター側のスタッフをフルートでなぐったり、、(これって警察沙汰ですよ)
「日本人ってこんなに質悪かったっけ?」
と心底唖然としてしまい、生まれて初めて自分が日本人であることを恥ずかしく思いました。
他国籍のクルーに本当に申し訳なくて、本当に心からごめんなさいと謝りましたね。
しかも、このどーしようもない類の方々が年配層に多いというのが殊更ショックでして。
難しい時代を生き抜いていらしたはずなのに、何故そうも自分中心で人様への思いやりというものをもてなくなってしまうのだろうか、と。
もちろん、いい方も多いです。
いや、いい方の方が90%を占めているんですが、だからこそ10%のどうしようもない類系が逆に目立ってしまったのかもしれません。

日本人は欧州人の中にいると本当に礼儀正しいし、人の話はよく聞いてくれるし、手がかからないんですが、日本人の中にいるとダメですね。本性だしまくりです。
チャーターだけど、イタリアの船なんだから、日本の国と同じってわけにはいかないんです。

何て言うんでしょうね、頭で考える事を辞めて、指示を待つだけ、しかしその指示が的確でなかった場合、何でだー!っていうの多かったですね。
例えば、出口の混雑を避けるために、まずオプショナルツアーに参加されるお客様を先に下船、その後何時何分に自由行動のお客様は下船していただけます、と案内した場合。
日本人は集合時間の30分以上前から来ますから、集合時間前には全員集合してるので、すぐ下船が開始できるので、とっとと下船が終了し、じゃあ、下船が早く終了したから自由行動のお客様には当初案内したお時間より早く下船していただけますよ。
これってベターチェンジだと思うのですが、時間を指定されたらピッタリじゃなきゃいけない。早くも遅くもあってはならないという固い信念を持っている日本人様たちは
「何で事前に案内があった時間と違うんだ!」
と切れられる。
良かれと思ってやったことなのに、逆に切れられるとは。

今回、本当に仕事の面でも精神面でも(愚痴を相当聞いてもらった)、そして最大にかばってくれて、且つこんなに頭が良くて行動が早くて学習能力のあるイタリア人なんて今までお会いした事ない。しかも何でも食う。美味しいといって食う。食は文化ですからね、抵抗なく受け入れる人は、私には尊敬に値しますわ。と感謝感心しまくりのクルーズディレクターがいてくれなかったら、私は過労と栄養失調でメディカル下船してたかもしれません。
3日何も食べてない、そもそも食べてないことに気がつかないほど常に仕事に追われ、体が10個くらい欲しかったです。
3ヶ月の休みで食べまくって飲みまくって蓄えがあったから食わず食わずの生活も全然問題ありませんでしたが、一気にがーっと痩せました。
船の生活は、いや日本人チャーターはダイエットには最適です。笑
ルームメイトでもあった後輩ちゃんが
「Gパン、ブカブカですよ!!」
と言われて、えーそんなに痩せたの私?と、これまた元来ガリガリだった後輩ちゃんは更に骨と皮だけになってしまい、私も含め、周りのクルーたちが真剣に心配してました。

ま、終わってしまえばそんな苦労も、今までやったことない表に出る仕事が面白くてやるだけのことはやった!という達成感が残って、結果良かったって思ってしまう単純人間だったりするんですけどね。笑

いい経験でした♡
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by smilenory | 2013-05-22 01:33

イタリア人夫と猫を家に残しクルーズ船で働きながら、思ったことを綴っています
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