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やはりトルナトーレ作品はすごすぎる

アップしたいクルーズ回想録がいくつもあるのですが、すっかり後回しになっております。

アモーレが職を変えまして、イングリッシュパブのオーナーになりました。
既にこのパブを経営してるアモーレの友人が一緒にやらない?と声をかけてからというもの、アモーレはパブ経営者になることしか頭になく、経営権取得のための資金繰りにあれやこれやと頭を使っていたようです。笑
既に軌道に乗ってるパブのオーナーになるわけですから、ラッキーです。一からのスタートじゃ全然違います、
夜だけの仕事になるわけですが、今まで勤めてたところがアモーレの替わりが見つからないということで、午前・午後2時間ずつパートで出ています。
それでも日中一緒にいる時間が増えて、野暮用だ買い物だ、今まで一人でやってたのを手伝ってもらえて実は感謝しています。

そんなアモーレの唯一の休息日は日曜。
ジェノアの試合がない時は、山の家に行ったり映画観たり、外食を楽しんだりと非常に充実しています。
スターウオーズとか、イタリア語題はソープラビッスーティ(生き残ったもの)といったサイエンスフィクション系の者ばかり観てたんですけど(アモーレの好み)、昨日は私の大好きなトルナトーレ監督の最新作を観てきました。
最後に観た彼の作品は一人の男性の人生を“政党”を通して描いたもので、イタリアの歴史を知らないと楽しめないがっかりな内容だったので、今回はあらすじも読まず私の期待する作品であることを祈って(笑)行ってきました。

結果
号泣


トルナトーレ得意の、一人の人間観察を凄く凄く掘り下げて表現する方法はいつものことながら、一人の女性を愛する男性の愛の深さというものを余す事なく描かれており、もちろん映画ですから
「ここまでは現実ではやれるか?」
とふと我に返る事はあったものの、期待通りのトルナトーレ作品に号泣、今回もまんまとやられました。
なんとなーくニューシネマパラダイスを思わせるようなシーンもあって、モリコーネのBGMも手伝って、涙と鼻水で顔がボロボロになっているところで映画終了。
げ、ここで終わられてもこの顔じゃ映画館出られないよ!?
慌てて涙や鼻水をふいていると
「げ。アンタ泣いてたのかいな」
とアモーレに真剣にビックリ(呆れ?)されて、アモーレに隠れるように映画館を後にしました。

やーいい映画を観ると心が洗われますね。ヒダヒダが沢山再生した気がします。
日本のサイトで観ても出てなかったのでまだ公開は先なのかな?
日本で公開されたら、是非見に行って下さいませ。トルナトーレファンなら満足すること間違いなし(特に女性 笑)
by smilenory | 2016-02-02 02:56 | 私のひとりごと

気がつけばイタリア在住16年!イタリアのクルーズ船で働きながら、思ったことを綴っています

by smilenory
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